邪魔なケーブルを隠して整頓する「CableBox」にミニサイズ

6月5日17時41分配信 ITmedia Biz.ID

 トリニティは、使用中の電源ケーブルやACアダプターをまとめて収納できる「CableBox Mini」を6月6日に発売する。米Bluelounge Design製で、価格は2980円。

 デスクの上やPCの周囲が、USBケーブルやネットワークケーブル、電源コードなどのゲーブル類であふれているという人は多いだろう。放っておくといつの間にかケーブル同士が絡まってしまったりするし、ケーブルの先のACアダプターやハブはけっこうデスクのスペースを取るものだ。

 CableBox Miniは、そんな邪魔なケーブルやアダプターをまとめて収納できる製品。2008年8月に発売した「The CableBox」をコンパクトサイズにしたもので、The CableBoxと比べて容積は2分の1以下になっている。

 本体の側面にはケーブルを通すスリットが入っており、ケーブルを差したままで収納できる。スリットは通気口の役割も果たしており、内部の温度上昇を防ぐ。また、コンセントとプラグのすき間にほこりがたまり、発火して火事の原因にもなるトラッキング現象も防げるという。

 本体には難燃性素材であるHIPS(耐衝撃性ポリスチレン)を採用し、底面には滑り止めのラバーフットを付けた。外寸は237×131×117ミリ、内寸は230×115×110ミリ。重さは412グラム。余ったケーブルをまとめられるケーブルタイ10本が付属する。カラーはホワイトとブラックの2種類。

足指の筋力鍛えよう!! 3番目の関節動かす/外反拇趾予防に

6月2日8時1分配信 産経新聞

 足指の付け根の関節が動かない人が、外反拇趾(ぼし)の人に多いという。足指は小さくても立ったり歩いたりするのに重要な役割を持つ。曲げる力が落ちると、高齢者では歩行時などにバランスをとるのが難しくなる。転倒から寝たきりにつながる恐れもあり、専門家は足指の運動をすすめる。(寺田理恵)

 ◆足裏でペタペタ歩く

 足の親指が曲がる外反拇趾。北京五輪女子マラソンで途中棄権した土佐礼子さんが悩んでいたように、運動選手でも起こりうる。外反拇趾の原因は先の細いハイヒールともいわれるが、男性でなる人もいる。

 「足指を使わない生活が原因の生活習慣障害」と指摘するのは、外反母趾研究所(東京都板橋区)の古屋達司代表。「立ったり歩いたりするときに足指に体重を乗せることで、足指がしっかり地面に着いて体を支える。ところが、外反拇趾の人は体重を乗せていない。足指に力が入らずに足指が浮き、足裏でペタペタ歩く人も多い」とする。

 古屋さんによると、外反母趾の人の7割が指先から3番目の関節(親指は2番目)を動かさず、足指に力を入れて歩かない。そのため、足の筋肉が弱っている。この関節の存在を知らない人もいるという。

 古屋さんは「生活習慣を改善するには、まず3番目の関節を動かす。そして、立ったり歩いたりするとき、足指に体重を乗せる。一般に知られる足指のグーパー運動やタオルをつかむ運動も、この関節を動かさずに行うと効果は上がらない」と助言する。

 おすすめは、足指でボールやチューブをつかむトレーニングなど。付け根にある3番目の関節から曲げて握るのがポイントだ。

 ◆動く範囲狭い高齢者

 足指のトレーニングは、高齢者の転倒予防にも役立つ。新潟医療福祉大の小林量作教授は、高齢者向けに考案した「転倒予防10種運動」にプラスし、足指の筋力をつける運動も提案している。2人一組で向かい合い、足指で握ったロープを引っ張り合う綱引きだ。

 「高齢者には足指の動く範囲が狭い人が多い。足を上にそらさなければ、引っかけて転ぶ可能性がある。歩行時は瞬間的に片足で支えるため、足指の力が弱いとバランスをとるのが難しくなる」と指摘する。

 足指が地面をつかむ力に着目する西九州大の村田伸教授は、「足指には手の指と同様の関節があり、曲げると足全体が曲がる。手の握力と同じイメージ」と説明。その上で、「足指を動かす筋肉は立ったり歩いたりするときにバランスをとる基礎的な要素。普段あまり使わないので、動かすトレーニングをすれば使いやすくなる」と足指の運動をすすめる。

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 【転倒予防】

 高齢者が転んで骨折すると、寝込んだまま寝たきりになる場合がある。一度転ぶと、また転倒するのではないかとの不安から活動量が減り、不活発な生活が身体機能の低下につながるリスクもある。平成19年の国民生活基礎調査によると、介護が必要となった主な原因は(1)脳血管疾患(2)認知症(3)高齢による衰弱(4)関節疾患(5)骨折・転倒。介護保険では、介護予防の運動器機能向上プログラムの中で、転倒予防の取り組みが行われている。

登山シーズン 中高年の事故に注意 体力づくり忘れずに

6月1日8時0分配信 産経新聞

 ■自信は禁物/疲れる前に栄養補給

 まもなく本格的な登山シーズン。かつては若者が多かった登山人口だが、今では40歳以上の中高年が6割以上を占め、それにともなって転倒や転落などの事故が増えている。安全に登山を楽しむために日頃の体力づくりや栄養補給など事前準備をすることが大切だ。(平沢裕子)

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 ≪下りで脚がガクガク≫

 大自然を長時間歩く登山は、エアロビクスと同じ全身運動。上り下りや荷物の重さが負荷となり、心肺機能や脚筋力が鍛えられ、ストレス解消や体力づくりに効果があるとされる。

 鹿屋体育大学(鹿児島県鹿屋市)スポーツトレーニング教育研究センターの山本正嘉教授(51)は「長時間歩いても飽きない、森林浴効果で気持ちいいなど、楽しみながら運動できるのが登山のいいところ。ただ、体への負担が大きい運動であることに注意しないと、思わぬ事故につながる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 警察庁によると、昨夏の遭難者の約8割が40歳以上。「転落・滑落・転倒」による事故が多く、下り道でつまずいたり、バランスを失ったりして起きている。

 下りでトラブルが多いのは、体力が消耗していることに加え、脚の筋肉が引き伸ばされながら収縮するため筋肉が損傷しやすく、筋力が低下することがある。下りのときに脚がガクガクした経験がある人は多いが、まさに脚の筋細胞が壊れることによって起こる症状で、転ぶ一歩手前の状態。山本教授は「下りで転びやすいのは脚力が弱いことの表れ。登山をする中高年は体力に自信があり、日頃トレーニングしている人も多いが、若いころに比べて脚力が弱っていることの自覚も必要」と指摘する。

 ≪トレーニングと自覚≫

 つまずきや転倒などのトラブルを起こさないため、日頃のトレーニングが欠かせない。登山家の田部井淳子さん(69)は、朝起きてから夜寝るまで、日常生活の動作をトレーニングと考え、意識的に体を動かしている。「テレビを見ながらスクワットをする、電車を待ちながらつま先立ちをする、トイレで座っているときに脚を前に出すなど、普段の生活をちょっと見直すだけでトレーニングになる」と田部井さん。

 疲労をためないために登山中の栄養補給も大事だ。中でも糖分(炭水化物)の不足はバランス能力や敏捷(びんしょう)性、思考力などの低下につながるため、疲れがひどくなる前に栄養補給した方がいい。また、アミノ酸は筋肉痛や疲労感をやわらげる効果があるとされている。

 1年の120日は海外、150日は国内の山に登っている田部井さんは、ストックの使用やサポートタイツの着用、アミノ酸摂取など、登山に役立つといわれる道具を利用し、体の負担を軽減。「登山を楽しく続けるためには、まず自分をよく知ること。自分の健康状態や体力レベルを考えた上で、自分に合う山を選び、事前準備をして挑戦してほしい」と、田部井さんは話している。

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 ■遭難の8割が40歳以上

 警察庁のまとめによると、昨年7、8月の2カ月間に全国の山岳で起きた遭難事故・遭難者は453件・525人で、いずれも過去最高となった。40歳以上の中高年が約8割に上り、死者・行方不明者では79人中76人が中高年だった。事故のおよそ半数を占めるのが「転落・滑落・転倒」で、多くは下り道での事故という。わずかな不注意や安易な行動が原因で事故が発生していることから、同庁は登山者に対して、余裕を持って計画をたてるとともに、体調不良時には早めに行動を中止するよう呼びかけている。

ナダルに一体何が?…格下相手に、持ち味出せぬまま敗退

6月1日1時33分配信 読売新聞

 全仏4連覇の「クレーコートの王者」ナダルに、一体何が起こったのか。

 世界ランク25位のソデルリングに、完全に主導権を奪われた。平均スピードで自身より20キロ以上速い最速226キロの高速サーブにてこずり、ブレークはわずか2度にとどまった。

 持ち味の粘り強く、正確無比なストロークにも狂いが生じ、簡単なショットをネットにかけて顔をしかめる場面が再三。生命線のフットワークも、第3セットには右足を滑らせ、転倒して赤土まみれになった。

 過去3戦3勝。約1か月前のローマでの対戦では、6-1、6-0で制した相手に、まさかの苦杯だった。

 予感はあった。前哨戦の地元マドリードで宿敵フェデラー(スイス)に敗れ、対戦連勝は「5」でストップ。今大会もピリッとせず、苦戦した1回戦後には「このトーナメントは長い。今から調子を上げることも、改善もできる」と語っていた。しかし、その言葉も、5連覇の夢も消え、パリの曇り空の下、ガックリうなだれた。 (近藤雄二)

将来怖い!! 女性のカルシウム不足が明らかに

5月27日23時18分配信 産経新聞

 仏大手食品会社ダノングループの非営利学術組織「ダノン健康・栄養普及協会」(東京都目黒区)は27日、全国の20~50代の女性722人を対象に行った栄養知識調査の結果を発表した。

 カルシウムについては77%が一日の必要量を知らず、68%が骨密度の計測体験がなかった。摂取量は6割以上が不足。調査を監修した女子栄養大の上西一弘教授は「カルシウムは肌荒れなど体調に現れない『沈黙のミネラル』。特に女性は骨粗鬆(こつそしょう)症予防のためにも継続的に摂取すべきだ」と警告している。

 女性は高齢になると骨量が減少、転倒から骨折、寝たきりになるリスクが高まる。上西教授は「カルシウム摂取とともに、体を動かすことも重要」と説明。無理なダイエットで、10代でも高齢者と同じペースで骨が衰えることがあると指摘する。

滑り止めも有効な手段です。

「介護事故」の定義を明確に―日本介護福祉士会

5月28日17時17分配信 医療介護CBニュース

 介護現場で、事故や「ヒヤリ・ハット」の実態が正確に把握できていない可能性が高い―。日本介護福祉士会(石橋真二会長)はこのほど、会員に対して行った介護事故などに関する調査報告書をまとめ、こんな実態を明らかにした。回答者の約半数が、勤務する介護現場で過去1年間に発生した介護事故は「0件」としており、事故と「ヒヤリ・ハット」の分類が不適切な事例も多数あったという。同会では、介護事故や「ヒヤリ・ハット」の定義があいまいで、現場で共有できていないことが一因だと分析している。

 調査は昨年12月、同会の会員5000人に対して実施した。有効回答は732人から得られ、うち介護現場で働くのは536人。調査票の作成や結果の分析は、介護現場の安全管理に詳しい学識経験者や弁護士、現場経験のある管理者など6人から成る検討委員会が行った。

 報告書によると、勤務先の介護現場における過去1年間の介護事故の有無を尋ねたところ、「0件」が48.3%で、「1件以上10件未満」は20.7%。「ヒヤリ・ハット」では、「0件」が34.5%、「1件以上10件未満」が12.7%だった。報告書は「現場での事故や『ヒヤリ・ハット』は、実際にはもっと発生しているだろう」「数値の妥当性が疑われる」と指摘している。
 また、入所系の生活施設と通所施設、訪問系サービスなどの業態別でも、回答内容に差があり、訪問介護などの訪問系事業所では、事故や『ヒヤリ・ハット』の報告件数が少なかった。しかし、報告書は「入所系であれ、訪問系、通所系事業所であれ、利用者の状態像に応じて、同じ確率で発生しているのではないか」としている。

 また、「ヒヤリ・ハット」として報告された557件のうち、委員会の検討の結果、事故に分類すべきと判断されたものが198件(35.5%)あった。苦情などの内容で、「ヒヤリ・ハット」に分類するのが「不適切」と判断されたケースも18件(3.2%)あり、実際に「ヒヤリ・ハット」に分類するのが適切とされたのは61.2%(341件)だった。さらに、過去1年間の「ヒヤリ・ハット」の有無について、無回答が40.3%あったことから、「約4割の人は発生を把握していないとも解釈できる」としている。

 介護事故や「ヒヤリ・ハット」の報告件数が予想より少なく、分類に「不適切事例」があった理由については、▽事故や「ヒヤリ・ハット」は「起こしてはならないこと」「突発的なこと」との意識が働き、介護者や施設・事業所側が意識的あるいは無意識に無視したり、見落としたりした▽事故や「ヒヤリ・ハット」の定義・概念があいまいで、介護者や施設・事業所側が正確に把握できていない▽施設や事業所内で事故や「ヒヤリ・ハット」の情報が共有できておらず、介護者が発生の実態を把握できていない―ことが考えられるとした。

■定義の明確化が課題
 日本介護福祉士会は調査結果から、介護事故の定義を明確にし、報告書の様式などを標準化することが、今後の事故防止の上で重要だと指摘。
 その上で、「利用者の身体上の損傷の程度や外傷の有無にかかわらず、転倒や転落、誤嚥といった事実が発生した場合に、介護事故として定義する。ただし、明らかに、契約上の結果の予見性や結果の回避義務において、想定される社会通念上の範囲で定義することとし、それ以外に発生した場合までを介護事故と定義するものではない」ことを提案している。

 「ヒヤリ・ハット」については、「語義として大変幅のある表現」で、あいまいさが払拭できず、回答でも「あいまいさそのものが報告されている」と指摘。その上で、「ヒヤリ・ハット」という表現を今後使用せず、「インシデント」に統一することを提案している。「インシデント」の定義については、「介護の質を向上させるために不可欠な手順や技術の標準化の立ち遅れ、手順やマニュアルを作成してもそれを忘れる、飛ばす、無視するというような手順忘れ、手順間違い、手順飛ばし、あるいは明らかに裏マニュアル化するなどによる不適切な対応を含むもの」としている。

昨年の労災死者は1・8倍 栃木労働局管内

5月27日7時56分配信 産経新聞

 栃木県内で昨年、発生した労働災害による死者は26人に上り、前年の約1・8倍に増加したことが栃木労働局のまとめで分かった。全体の死傷者も大幅に増えており、労働局は「厳しい経済状況の中で経費が削減され、安全管理が不十分になっていることが考えられる」として対策の強化を呼びかけている。

 労働局によると、平成20年に全国で発生した労災による死傷者は12万9026人で前年より1・9%減少。しかし、県内の死傷者は前年より126人(6・6%)多い2035人で、そのうち死者も前年の14人から26人へと増加した。

 死傷災害の主な業種の内訳は、商業や保健衛生業などの第3次産業813人▽製造業623人▽建設業303人▽道路貨物運送業237人-など。

 労働局は「サービス業に従事する人が増えており、その他の業種の労災が近年減少傾向にある中で、第3次産業では増加している」としている。

 死者26人の業種は、第3次産業11人▽製造業7人▽建設業6人▽道路貨物運送業1人▽林業1人-など。年齢別では50代が8人と目立ち、20、30代もそれぞれ5人が亡くなった。死亡労災の主な発生状況は「交通事故」が7人と全体の約27%を占め、次いで「墜落・転倒」、「挟まれ・巻き込まれ」がそれぞれ4人だった。

 昨年2月21日には、日光労働基準監督署管内で男性工事作業員(57)が、墜落防止用のベニヤ板を撤去中に足場から約8メートル下に墜落して死亡。安全帯を使用させるなどの法律の定める対策が取られていなかった。

 また同年3月7日には、壬生町の自動車部品製造工場でマグネシウムへの引火による爆発事故があり、男性従業員2人が死亡、1人が軽傷を負った。

 労働局は今年1月、県内1317事業所を対象に、危険性や有害性を特定してリスクを見積もり対策を講じる「リスクアセスメント」に関するアンケート調査を実施。回答を得た807事業所の実施率は44・6%だった。

魚つかみ大会:逃げるニゴロブナ、追う子どもたち--愛荘の休耕田 /滋賀

5月24日14時1分配信 毎日新聞

 愛荘町東円堂の休耕田を活用した養魚池でこのほど、「魚つかみ大会」があり、地域の子どもや住民約100人が体長20センチほどのニゴロブナを手づかみするなどして、楽しい一時を過ごした。つかんだ魚の多くは地元の安壺(あんこ)川に放流した。
 養魚池は、地域の自然や環境保全を目指す「東円堂農村環境保存会」が一昨年夏、地元の農家の休耕田を借りて造った。約300平方メートル、深さ1メートル余りで、昨年5月に保存会のメンバーらが深さ50センチほど水を張り、ニゴロブナの稚魚などを放流して育ててきた。小さいものは体長10センチほどだが、20センチほどに育ったものも多かった。
 当日は、子どもたち約50人を中心に地域の人が長靴姿でバケツや網を持って参加。水深10センチほどにして、魚がつかみやすくした池でニゴロブナを追った。全身泥だらけになったり、滑って転倒するなど悪戦苦闘していたが、魚を手に「つかんだぞ!」と皆、大喜び。バケツにためた後、川に放流したり、「今晩のおかずに」と数匹を持ち帰る人もいた。
 保存会はその後、ホンモロコの稚魚を放流した。同会は「つかんだニゴロブナの数は分からないが、多くが川に放流された。こうした活動を通じて住民が交流し、地域を流れる川や自然、環境保全に関心を持ってもらいたい」としている。【松井圀夫】

ご注意!バスの車内事故 重傷者の8割が高齢者

5月24日12時6分配信 産経新聞

 バスの車内で乗客が転ぶなどして、けがをする事故が後を絶たない。負傷者の過半数は65歳以上の高齢者。高齢者の場合、走行中のちょっとした揺れや減速でバランスを崩し、転倒するケースも少なくない。関係者は、バスが停車してから離席するなど「ゆとり乗降」を呼びかけている。(中曽根聖子) 

 ◆「迷惑かけたくない」

 国土交通省によると、バスの車内事故は平成12年から増加傾向にあり、18年には過去最多の1283件を記録。負傷者は約1500人に上り、年齢別では65歳以上が794人と過半数を占めた。重傷者の約8割が高齢者だ。

 事故発生状況で最も多いのが、「発進時」と「急停止」。特に目立つのは、停留所からバスが発進する際に体を支えられず、床やステップに転倒するケース。「特に体力や筋力が衰えている高齢者の場合、転んだだけで手首や大腿(だいたい)骨骨折など、大けがにつながることもある」と、日本バス協会技術部の小沼洋行課長は指摘する。

 また、高齢者は降車に時間がかかるため、周囲に迷惑をかけまいとバス停到着前に席を立ち、走行中に通路を移動することが多いという。このため、減速時にバランスを崩して転んだり、手すりにぶつかって胸や頭を強打したりする事故も少なくない。

 ◆カメラで安全監視

 こうした事態を受け、事業者側も本格的な事故防止策に乗り出している。大阪市交通局は昨年1月から順次、市営バスの全車両に「ドライブレコーダー」を導入。レコーダーは走行中の車内外を2台のカメラで常時記録し、画像や音声を保存する。そのデータを事故原因の分析や乗務員教育に活用するのが狙いだ。

 実際、20年度上半期の車内事故は25件と前年同期に比べ、半減。交通局安全運行サービス担当の福島裕一係長は「カメラという外部の目があることで、乗務員の安全意識が大幅に向上した」と話す。

 協会も毎年7月、全国のバス会社と連携して、車内アナウンスやポスター掲示による事故防止キャンペーンを実施。乗客が着席してから発車する「ゆとり運転」の周知徹底などを呼びかけている。

 ◆自分を守る注意も

 ただ、乗務員が安全運行に努めても路上を走るバスの場合、前方車の急停止や割り込み、子供の飛び出しなど急ブレーキが避けられない事情もあり、乗客自身が自分の身を守る注意も必要だ。

 買い物袋やバッグで両手がふさがっていることも、手すりやつり革をしっかりつかめないため、危険だ。特に高齢者は、ちょっとした揺れや減速でも転倒しかねないので片手は空けておきたい。両替のため走行中に移動する人も多いが、降りる際はバスが完全に停車してから席を立つよう心掛ける必要がある。

 バス事業者らの取り組みもあり、19年の最新統計で事故件数はやや減少した。小沼課長は「今後とも事故防止に努めていく。利用者にも、高齢者があせらず乗り降りできる思いやりとゆとりの心で協力をお願いしたい」と話している。

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 ■バスの車内での注意点

 ・走行中は席を立たない。

 ・バスが完全に停車してから降車口へ向かう。

 ・(満席で立っている場合)手すりにしっかりつかまる。急制動に備えて、立ち位置より進行方向後ろ側の手すりなどにつかまるようにする。

 ・運転中の運転者にはみだりに話しかけない。

 ・高齢者や障害者が乗車したら席を譲る。

 ・バス停以外の場所で乗り降りを依頼しない。

 (国土交通省の資料から作成)

【韓流】SHINee、リーダーオンユの負傷で復帰舞台延期

5月20日22時42分配信 サーチナ

 「21世紀のロミオ」に変身したSHINeeのカムバック舞台が、メンバーオンユの負傷により延期される見込みだ。

 オンユは、19日夕方、練習を終えて帰宅する途中、宿舎前の階段で転倒し負傷した。主治医は「階段でころんで前歯が折れた歯脱臼で、1~2週間程度治療を受けて状態をチェックしなければならない」と説明した。

 SHINeeの所属事務所SMエンターテイメントの関係者は、「オンユの負傷で、やむをえず舞台を先送りしなければならない。オンユの状態を見て、今後のスケジュールを決める」と話した。一方SHINeeの2枚のミニアルバムタイトル曲『ジュリエット』は、18日に先行公開され、各種音楽チャートで上位圏にランキングされ熱い反響を得ている。(情報提供:innolife.net)