5月27日23時18分配信 産経新聞
仏大手食品会社ダノングループの非営利学術組織「ダノン健康・栄養普及協会」(東京都目黒区)は27日、全国の20~50代の女性722人を対象に行った栄養知識調査の結果を発表した。
カルシウムについては77%が一日の必要量を知らず、68%が骨密度の計測体験がなかった。摂取量は6割以上が不足。調査を監修した女子栄養大の上西一弘教授は「カルシウムは肌荒れなど体調に現れない『沈黙のミネラル』。特に女性は骨粗鬆(こつそしょう)症予防のためにも継続的に摂取すべきだ」と警告している。
女性は高齢になると骨量が減少、転倒から骨折、寝たきりになるリスクが高まる。上西教授は「カルシウム摂取とともに、体を動かすことも重要」と説明。無理なダイエットで、10代でも高齢者と同じペースで骨が衰えることがあると指摘する。
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