24日午後8時35分ごろ、大阪府岸和田市南上町1丁目で、自転車で帰宅途中だった自営業の男性(50)=同市=に2人組の男が乗用車で追突、転倒させ、現金約60万円入りのウエストバッグを奪い逃走した。
男性にけがはなく、岸和田署が強盗事件として捜査している。
同署によると、奪われた現金は男性が経営する美容室の売り上げだった。
バッグを奪った男は50歳くらいで、身長約165センチ。黒い上着に黒っぽいニット帽をかぶっていた。(共同通信)
24日午後8時35分ごろ、大阪府岸和田市南上町1丁目で、自転車で帰宅途中だった自営業の男性(50)=同市=に2人組の男が乗用車で追突、転倒させ、現金約60万円入りのウエストバッグを奪い逃走した。
男性にけがはなく、岸和田署が強盗事件として捜査している。
同署によると、奪われた現金は男性が経営する美容室の売り上げだった。
バッグを奪った男は50歳くらいで、身長約165センチ。黒い上着に黒っぽいニット帽をかぶっていた。(共同通信)
Eye on Sunday】
介護・看護職目指す外国人受け入れ1年
受験対策 尽きぬ不安
経済連携協定(EPA)に基づいて来日したインドネシア人の介護福祉士、看護師候補者の第1陣が、魚津市の施設と病院で働き始めて、約1年がたつ。富山の生活にだいぶ慣れたが、国家試験を目指すには語学の壁はなお高い。受け入れ側は、資格取得後の雇用を期待しつつ、国から受験指導を丸投げされて困惑。ともに暗中模索が続いている。(中林加南子)
介護福祉士の資格を目指すプジ・アリャントさん(27)とレスタリ・ラハユさん(25)は昨年1月、日本語の研修を終えたあと、特別養護老人ホーム「新川ヴィーラ」に来た。看護師を目指すイノト・ワルウさん(29)は魚津病院を運営する法人と雇用契約を結び、同2月から病院で働いている。
施設は受け入れた理由を、「国内の(ケア従事者の)人材不足で外国人の力が必要になる将来のため、今のうちから準備する必要がある」と説明する。
1年がたち3人は、利用者や職員との会話は問題なくこなせるようになり、部屋の担当なども任されるようになった。新川ヴィーラで働くレスタリさんは、「来たときはたくさん困りました。今は仕事も慣れました。利用者さんに『タリさん頼むちゃ』と言われると、うれしい」と、はにかんだ。
◇週2日の勉強会
「予防」「よぼう」、「転倒予防」「てんとうよぼう」、「予防接種」「よぼうせっしゅ」――。講師の熊西美絵さんの後に続けて、現場で使う言葉を読み上げる。
毎週火、金曜の夜の2時間は、全員集まって勉強会を開いている。
第2陣で来日し、今月から魚津病院で働き始めたアルフィン・エラサハさん(27)は「たくさん言葉がある。とても難しいです」。
先輩3人も、漢字の読みや文章を書くのは苦戦している。引き継ぎの記録もなかなか書けない。介護福祉士の国家試験の合格率は、日本人でも5割程度の難関だ。言葉で不利な候補者に、試験のハードルはかなり高い。
◇新年度予算10倍
何をどう教えるかは、現場に任されている。新川ヴィーラを運営する新川老人福祉会の古金広・理事長代理は「日本語の指導方法や、勉強と勤務時間のバランスなどが分からない」と悩む。
日本語講師を自分たちで探し、費用の多くは施設の持ち出しだ。試験を考えると勉強時間を増やせばいいが、その分の働き手が減ってしまう。
候補者のあっせんを担う国際厚生事業団が昨年行った聞き取りでも、同様の悩みが全国で聞かれた。不満の声を受け、受け入れに関する国の新年度予算案には、今年度の10倍の約8億7千万円が盛り込まれた。講師料やテキスト代、語学学校への通学に使えるよう、1施設あたり約30万円、候補者には約12万~24万円が補助されることになる。
◇情報交換に努め
それでも、受け入れ側の不安は尽きない。「せめて共通のテキストと、目指すべきレベルの基準を教えてほしい」と古金さん。
富山では、受け入れ施設側の情報不足も課題だ。受け入れの数が少ない北陸では悩みを相談しあう環境にない。事業団に相談しても、「お宅の指導はいい方ですよ」と言われただけだったという。一方、候補者たちは、インターネットで全国の仲間と連絡を取り合い、情報交換に努めている。
【キーワード】
■EPAに基づく外国人の介護・看護候補者受け入れ
2008年度からインドネシア人、09年度からフィリピン人の受け入れが始まり、これまでに国内全体でインドネシア人570人、フィリピン人310人を受け入れた。国際厚生事業団によると、県内は6人が働いている。母国ではケア資格を持っていても日本では無資格扱いとなるため、介護福祉士候補者は上限4年、看護師は3年の滞在期間内に国家試験に合格しなければならない。不合格なら帰国する。看護師試験は年に1回受験機会があるが、介護福祉士は4年間で1回だけ。
名古屋市南区の名古屋鉄道の踏切で21日午前10時ごろ、同区の無職森田秀雄さん(91)と妻喜三子さん(84)が名古屋本線の普通電車にはねられ、死亡した。運転士の話などから、踏切内で1人が転倒、もう1人が助け起こそうとしたところに電車が来て、はねられたとみられ、南署が詳しい状況を調べている。踏切には遮断機と警報機があり、名古屋鉄道によると、いずれも正常に作動していた。運転士が踏切内にいる2人に気付き、ブレーキをかけたが間に合わなかった。
夫妻は2人暮らしで、最近はほとんど目が見えなかったという秀雄さんに喜三子さんが付き添い、かかりつけの眼科から歩いて帰宅途中だった。自宅まであと100メートル。近所に住む女性は「“孫が結婚する”と楽しみにしていたのに2人一緒に亡くなってしまうなんて」と言葉を詰まらせた。
20日午前0時10分ごろ、札幌市北区あいの里3の5の路上で、帰宅途中の女子大学生(20)が、後ろから近づいてきた2人組の男にけられるなどして転倒させられた上、顔をガムテープで巻かれ、現金数千円入りの財布などが入ったバッグを奪われた。2人組は、近くに停車していた別の男が運転する乗用車に乗って逃走した。女性は顔などに軽いけが。札幌北署は強盗致傷事件とみて調べている。
同署によると、女性を襲った2人は20代と40代ぐらいとみられる。同市北区内の路上では18日夜にも女性が襲われて現金が奪われる強盗致傷事件が発生しており、同署は逃走した車の特徴や手口から、同一犯による可能性が高いとみている。
18日午後から19日にかけて、上越市と長岡市で除雪作業中の転落事故が4件相次ぎ、1人が死亡、3人がけがをした。県警地域課は「落ちたとしても、すぐに助けてもらえるよう、複数で雪下ろしをするようにしてほしい」と注意を呼びかけている。
上越署によると、18日午後2時ごろ、上越市安塚区石橋、無職、小林陸雄さん(88)が、自宅2階の屋根の上から約5メートル下のコンクリートに転落し死亡した。同4時ごろには、同市中通町、無職、武藤ミチさん(72)が自宅前の雪を側溝に落としていたところ、誤って左足を側溝に取られ転倒、左ひざを骨折する重傷。同5時ごろには、同市三和区野の新聞配達員、川崎早苗さん(52)が屋根の上から約3メートル下に転落し、腰の骨を折る重傷。
また与板署によると、19日午後3時半ごろ、長岡市三島上条、無職、西原治一さん(70)が、軽トラックの荷台から作業小屋の屋根にはしごをかけ、屋根とはしごに足を乗せて雪下ろしを始めたところ、バランスを崩して約4・5メートル下のコンクリートに転落し、頭に軽傷を負った。【黒田阿紗子、畠山哲郎】
昨年の暮れ、一人娘が37歳で結婚しました。なかなか良縁に恵まれず、本人も私たちも年を重ねてしまいました。
チャペルで開かれる結婚式で夫は、80歳でバージンロードを歩くことになり、挙式当日まで家で何度も練習を繰り返しました。
以前、式の途中で花嫁さんが転倒したという話を聞き、いっそう不安が募りました。娘は父親に支えてもらうつもりが、自分が支えなくてはいけないのかと、いろいろ心配だったようです。
さて当日は、5分程の練習で本番となりました。私も心配で「うまく歩けますように」と神様に祈る思いでした。
25メートル程のバージンロードを神父さんの前まで導くのですが、3分の2くらいまで進んだところで立ち止まってしまいました。新郎に迎えに来てもらい、娘の背中をそっと押してバトンタッチしました。
夫は緊張と興奮で、途中で足が前に進まなくなってしまったようです。
練習通りにいかなかったのは残念でしたが、夫は80歳まで長生きして娘とバージンロードを歩く幸せをかみしめたことでしょう。
後で聞いたところ、「ただただ夢中だった」と申しておりました。
私たちが結婚するころにはなかったことですが、娘を持った喜びでした。
娘にはあの時の思いを忘れないで、良き人生を歩いてほしいと願っております。
毎日新聞 2010年1月19日 東京朝刊
19日午前7時ごろ、大阪市鶴見区放出東の国道479号で、同方向に走っていた2台のバイクが接触し、歩道に乗り上げて転倒。この事故で大阪府門真市野里町、大阪市立鶴見南小学校教諭の高瀬啓之さん(46)が頭を強く打って間もなく死亡。もう1台を運転していた寝屋川市高宮栄町の会社員(40)は顔を打つなどの軽傷を負った。
鶴見署の調べでは、現場は見通しのよい片側2車線の信号交差点。2人とも出勤途中だったとみられ、同署で事故原因を調べている。
14日午後、千葉県市原市内の市道で、歩道を走行していた自転車に乗っていた高齢女性と、車道を対向していたダンプトラックとみられる大型車が接触する事故が起きた。自転車は転倒し、女性は収容先の病院で死亡している。
千葉県警・市原署によると、事故が起きたのは14日の午後1時45分ごろ。市原市浅井小向(N35.27.51.3/E140.6.42.9)付近の市道で、道路右側の歩道を走行していた自転車に乗っていた高齢女性と、車道を対向してきた大型ダンプトラックとみられる車両の側部が接触した。
自転車は接触の弾みで転倒。女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打でまもなく死亡。後の調べで同市内に住む71歳の女性と判明した。トラックはそのまま逃走しており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始している。
現場は片側1車線の直線区間。警察は自転車は強風など何らかの原因でふらつき、乗っていた女性の体が車道側へはみだして車両と接触したものと推測している。
阪神大震災から15年を迎えた17日、豊岡市但東町で市の震災総合防災訓練があった。消防や警察、自衛隊、地元住民に加え、市と災害時応援協定を結んでいる建設業や自動車整備業の業界団体の関係者ら約600人が参加。情報収集や負傷者の救出などの訓練に取り組んだ。
訓練は、84年前に豊岡市などが大被害を受けた北但大震災の発生日に合わせて昨年5月に予定されていたが、新型インフルエンザへの対応のため延期。17日に開くことから県の「1・17は忘れない」地域防災訓練としても位置づけ、市と但馬県民局が共催した。
午前10時に防災行政無線で地震の発生が放送され、訓練が始まった。但東町でマグニチュード7・3、震度6強の大地震があり、多数の死傷者や家屋の倒壊などが発生したとの想定で、市は但東総合支所内に災害対策本部や現地対策本部を設置した。
対策本部では、集まった市幹部らが被害状況の情報収集や対策を検討し、自衛隊や県への応援要請などの手順を確認した。「死者5人」「家屋倒壊10棟」など、集まった情報がホワイトボードに次々と書き加えられていき、スクリーンには県の消防防災ヘリが上空から撮影した被害地域の画像が映し出された。
総合支所前広場では倒壊家屋や転倒した車、がれきの中に取り残された負傷者の救出や、負傷者の治療の優先度を決めるトリアージを訓練。倒壊した家屋を再現した「セット」で警察官がチェーンソーで屋根に穴を開けて「負傷者」を救出。医師や救急隊員が「名前を言えますか」などと呼びかけ、トリアージの結果を記したタグをつけた。一般市民もバケツリレーによる消火などを体験した。
訓練後の閉会式では、参加した市職員らが阪神大震災の犠牲者を哀悼して黙祷(もく・とう)した後、中貝宗治市長が「実際の災害ではシナリオ通りにはいかないのが当たり前。今日の訓練を踏まえ、何か足りないところはないのか、よりよい体制にするため一人ひとりが考えてほしい」と話した。
◆スリップ事故52件◆
冬型の気圧配置で県内は15日も雪模様となり、交通の乱れやけが人が出た。雪の重みで折れた松の枝で、金沢市丸の内の国の重要文化財、金沢城石川門の一部の塀の屋根が長さ3メートルに渡って割れた。午後6時現在の積雪は、白山吉野で122センチ、栢野で101センチ、珠洲で67センチ、輪島で36センチ、七尾で29センチ、金沢で26センチ。
県危機対策課によると、かほく市高松で75歳の男性が14日夕方、屋根から落ちてきた雪で転倒し重傷。15日午前7時過ぎに白山市吉野で屋根の雪下ろしをしていた58歳の男性が転落して背中を打つけがをした。県警のまとめでは14日午前9時から15日午前9時までに52件のスリップ事故があり、5人が軽傷を負った。
JR西日本金沢支社によると、午後7時現在で特急23本、普通列車18本が運転休止(区間運休を含む)。新潟県内の高速道路通行止めで立ち往生していた北陸鉄道の東京・渋谷発の高速バスは、15日午前11時過ぎ、予定より28時間遅れて終点の加賀温泉駅に到着した。
金沢地方気象台によると雪は峠を越し、16日からは冬型の気圧配置もゆるむという。
北陸電力は14日の県内の電力消費量が3701万7千キロワット時と過去最大を更新したと15日、発表した。強い冬型の気圧配置で気温が下がったことから、暖房などに電気が使われたとみられる。
これまでの記録は08年7月23日の3676万3千キロワット時。電力消費が増えるのは冷房を使う夏場という印象が強いが、同社によると、1日の電力消費量は暖房設備が使われる冬場に記録更新されることも多いという。
同社全体での1日の電力消費量も1億1243万3千キロワット時とこれまで最大だった08年2月の1億1212万2千キロワット時を上回った。