18日午後から19日にかけて、上越市と長岡市で除雪作業中の転落事故が4件相次ぎ、1人が死亡、3人がけがをした。県警地域課は「落ちたとしても、すぐに助けてもらえるよう、複数で雪下ろしをするようにしてほしい」と注意を呼びかけている。
上越署によると、18日午後2時ごろ、上越市安塚区石橋、無職、小林陸雄さん(88)が、自宅2階の屋根の上から約5メートル下のコンクリートに転落し死亡した。同4時ごろには、同市中通町、無職、武藤ミチさん(72)が自宅前の雪を側溝に落としていたところ、誤って左足を側溝に取られ転倒、左ひざを骨折する重傷。同5時ごろには、同市三和区野の新聞配達員、川崎早苗さん(52)が屋根の上から約3メートル下に転落し、腰の骨を折る重傷。
また与板署によると、19日午後3時半ごろ、長岡市三島上条、無職、西原治一さん(70)が、軽トラックの荷台から作業小屋の屋根にはしごをかけ、屋根とはしごに足を乗せて雪下ろしを始めたところ、バランスを崩して約4・5メートル下のコンクリートに転落し、頭に軽傷を負った。【黒田阿紗子、畠山哲郎】