車道横断の高齢女性はねられ死亡 富里

日午後6時5分ごろ、千葉県富里市七栄の県道で、歩いて車道を横断しようとした近くに住む無職、竹仲千代野さん(91)が、左から直進してきた同市根木名の警備業アルバイト、高野順司さん(67)の乗用車にはねられた。竹仲さんは転倒して体を打ち、まもなく死亡した。

 県警成田署の調べによると、竹仲さんは夫(85)とファミリーレストランで食事を終え、帰宅途中だったという。夫は先に道路を横断していた。現場は片側1車線、見通しのいい直線道路。

「五十二段」110年ぶり改修…興福寺―猿沢池結ぶ石段

老朽化、雨天時滑る危険
 奈良市登大路町の興福寺と猿沢池を結ぶ階段「五十二段」で、改修工事が進められている。石の階段が波打ったり、雨天に転倒する参拝者らがいたりするためで、全面改修は明治以来約110年ぶりという。県は「来年に平城遷都1300年祭を控え、観光客や市民らが安心して散策できるよう安全性を確保したい」としている。

 仏門に入る修行の段階にちなんで段数が52あり、猿沢池から興福寺の五重塔を眺める際に見えるなど、市民らから「五十二段」として親しまれている。県によると、階段の幅は約9メートル、高低差は約8メートルあり、いつ造られたかは不明だが、1898年頃に踊り場を撤去する改修工事が行われ、現在の形になったとされる。

 土の上に直接、花こう岩を置いているため、長年の利用で基礎部分がずれて石が上下しているほか、凹凸があった表面がすり減り、雨の日に滑って転倒する人もいるという。

 本格的な工事は10月13日に始まり、すでに石を重機で撤去。コンクリートで基礎を造り、滑り止めとして、凹凸に加工した石を再び据える。来年3月末までに完成する。

オリラジ藤森、バーガーで痛さもなくなる!?

お笑いコンビのオリエンタルラジオが5日、はんにゃ、麒麟らとともに都内で行われたモスバーガーのキャンペーン「MOS-1 CUP 2009」の記者発表会に出席。藤森慎吾(26)は3日の仕事中に転倒して左足をねんざしたことを告白し、「全然平気。これを食べると痛さも分からない」と自虐的にPR。

火災:名古屋の寺全焼 10歳を放火で児童相談所に送致

3日午後4時半ごろ、名古屋市中川区戸田3の「西照寺」(神戸誓真住職)から出火、いずれも木造平屋建ての本堂と居宅部分を全焼し、南隣の木造平屋建ての別の寺に一部延焼、両寺の計約800平方メートルを焼いた。42歳と61歳の付近の女性住民が転倒したり、煙を吸って治療を受けたが、いずれも軽傷。約6時間半後に鎮火した。

 この火事で愛知県警中川署は同日、現場近くにいた同市内の少年(10)を現住建造物等放火の非行内容で児童相談所に送致した。

 同署によると、現場付近で不審な少年を住民が発見し、署員が事情を聴いたところ、少年は放火を認めたという。【岡崎大輔】

高次脳障害の実態把握へ 仙台のNPOアンケート

2011年度までの3カ年で高次脳機能障害の患者とその家族のネットワークづくりを目指す仙台市青葉区のNPO法人「ほっぷの森」が、同障害者の実態把握のためのアンケートに取り組んでいる。外見では分かりにくく「見えない障害」と呼ばれる同障害は診断が難しく、福祉サービス事業所の選択肢も少ない。ほっぷの森は、結果を基に支援ニーズを掘り起こし、自立と社会参加をサポートする支援体制も築く方針だ。

 アンケートは、本人編と家族編の2パターンで実施している。本人編では現在の生活や社会参加の状況、障害者手帳の有無、必要としているサポートなどを質問。家族編では同様の項目をより詳しく尋ねている。

 同障害者の支援モデル事業の拠点となった東北厚生年金病院(宮城野区)をはじめ、医療関係者、保健師らの協力を得て、9月末に始動した。10月中旬にはブログを開設し、電子メールでの回答もできるようにした。

 アンケートと並行して県内7保健福祉事務所の圏域ごとに同障害者のグループインタビューを行い、受傷の原因やニーズの把握に努めている。

 一連の取り組みは、NPO支援を目的に、せんだい・みやぎNPOセンターと県が運用する基金「みやぎNPO夢ファンド」の助成を受けて実施している。

 ほっぷの森は10年度、行政機関などが持つ情報をタイムリーに提供するシステムを構築し、講座を開催するなどして支援の輪の拡大を目指す。11年度は恒常的に情報の受け皿と発信源を担う同障害ネットワーク会議(仮称)を設立し、課題や政策を国などに提言することを目標に据えている。

 アンケートは、12月中旬まで行う。ほっぷの森の後藤まつ子事務局長は「正確な実態を把握するためにも、より多くの人に協力してほしい」と話している。専用連絡先は090(1063)8051。

[高次脳機能障害] 脳梗塞(こうそく)などの脳血管障害、交通事故や転倒に伴う頭部外傷、脳炎、アルコール中毒などが主な原因とされる。記憶障害や集中できなくなるなどの注意障害、目的にかなった行動ができない遂行機能障害などが現れる。精神障害者保健福祉手帳の申請が可能。条件を満たせば介護保険の申請もできるほか、障害年金の受給対象になる。しかし、診断が難しく、変調に気付くのも遅れがちになり、障害者数の実態は把握し切れていない。

安心・安全ナビ:相次ぐハンドル形電動車椅子の転落、転倒事故。防止策は。

◆相次ぐハンドル形電動車椅子の転落、転倒事故。防止策は。

 ◇JISに新品質規定 車体の安定性や暴走防止機能
 ◇利用者向けに安全講習や啓発活動も
 昨年9月、福井県鯖江市の農道脇の側溝(深さ約50センチ)で、うつぶせに倒れている男性(92)が発見された。男性は頭などを強く打っており、間もなく死亡。男性に覆いかぶさるようにハンドル形電動車椅子が転落していた。経済産業省などが事故原因を調査した結果、車椅子に異常はなく、男性が車椅子で走行中に誤って路肩に入り、側溝に転落したと結論付けた。

 経産省によると、07年5月に消費生活用製品安全法に基づく製品事故報告制度が始まってから先月までの間に、ハンドル形電動車椅子の重大事故は30件発生。うち12件が側溝などへの転落や転倒による死亡事故だった。

 こうした事態を受け経産省は昨年6月、同法の「特定製品」に指定する方針を固めた。特定製品にはこれまでに▽家庭用圧力鍋▽乗車用ヘルメット▽乳幼児用ベッド▽登山用ロープ▽携帯用レーザー装置▽浴槽用温水循環器--など9品目が指定されている。これらにハンドル形電動車椅子を追加し、技術基準を満たさないと販売できないよう規制をかけようとした。

 しかし、この方針に障害者団体などが反発。NPO法人「DPI日本会議」の今西正義さん(60)は「操作ミスが原因とみられる事故が目立つ中、技術基準を厳しくするだけで事故が減るかは疑問だった」と指摘する。「規制のために操作しづらくなって事故が起きたり、値段が割高になる恐れもあった。利用者に対し危険性を実感できる講習会を実施することや、道路の整備も重要だ」と話す。

 こうした意見を受け、経産省は方針を転換。先月、安全性や品質維持の基準となる日本工業規格(JIS)に、ハンドル形電動車椅子に関する新たな規定を設けることを決めた。

 新規定では、斜面や段差で停止や急発進をしても転倒しないよう車体の安定性の基準や、誤ってアクセルレバーに触れて暴走しないような設計などが盛り込まれた。また、購入時に製品ごとの特徴を分かりやすくするため、▽斜面を旋回する際の安定性▽段差を乗り越える際の安定性▽回転性能--の3項目について、最大三つの星で表示することも求められる。

 一方、操作ミスによる事故を防ぐため、経産、厚生労働、国土交通の3省と警察庁は対策会議を開催。関係団体の協力を得ながら、(1)事故原因の分析(2)初心者などを対象にした講習会の実施(3)販売店による安全指導やレンタル業者による適合性チェックの実施(4)百貨店を通じた啓発活動--を目指すことで一致した。

 電動車椅子メーカーで組織する電動車いす安全普及協会は「事故を防ぐため、まず外出前に点検をしてほしい。また、急な傾斜地や大きな段差などでの走行は避けてほしい」と注意を呼びかけている。【奥山智己】

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 ◆最近起きた主な電動車椅子の事故◆

発生日   場所  内容

5月18日 宮城県 下り坂を走行中に転倒し死亡。急ハンドルを切ったとみられる

7月 9日 福島県 上り坂を走行中、警告音が鳴り後退し土手から転落。重傷を負った

7月24日 長崎県 農道から転落し死亡

8月 9日 熊本県 踏切内で停止し、電車と接触。重傷を負った

同     同   舗装されていないあぜ道から転落し死亡

大阪のJR東海道線遅れ7千人影響 踏切非常ボタン押される

4日午前9時半ごろ、大阪府茨木市蔵垣内のJR東海道線蔵垣内一踏切から、「踏切内で転倒した人がいたので非常ボタンを押したが、その人は踏切の外に出た」と、JR西日本新大阪総合指令所に通報があった。けが人はなかった。

 踏切に差しかかった上り電車の運転士が非常ボタンを解除。この影響で上下線2本が部分運休し、21本に最大18分の遅れが出て、約7千人に影響が出た。

ゲレンデに潜む危険…シーズン直前、転ばぬ先の知恵

まもなくスノースポーツのシーズンがやって来る。そのゲレンデでは毎年多くの人が負傷、死に至る悲惨な事故も起きている。スキーでは中高年スキーヤーの事故の割合が増加。スノーボードでは低年齢化が進み、10歳未満の子どものけがが増えている。スノーボーダーはスキーヤーより受傷率(けがをする割合)が約2倍も高いという調査結果もある。琵琶湖大橋病院スポーツ整形外科部長の後藤匡志先生は「ゲレンデには危険がいっぱい。自分の力量を過信すると落とし穴がある」と注意を喚起する。(構成・高堀賢二郎)

 「スキーでは中高年スキーヤーの増加に伴い、50歳以上の負傷者の割合が高まっている。スノーボードでは10歳未満の子どものけがが増えてきた」。滋賀県スキー連盟の調査結果を基に後藤先生はこう指摘する。

 その調査によると、スキーでは1996年から3年間(いずれも2月の1か月分)の50歳以上の負傷者の割合は6・2%だったが、2006年から3年間では15・6%と3倍近くになった。一方、スノーボードは20歳代の負傷者が70・3%から42・8%に減る半面、各年代に拡散し、特に10歳未満は1・0%から8・2%に急増している。

 こうした傾向は全国スキー安全対策協議会の調査ともほぼ符合する。08/09シーズンの全国の主要44スキー場での受傷者はスキー1402人、スノーボード2339人。それぞれ7人、3人の死亡事故があった。受傷率(グラフ参照)はスキー0・0077%に対しスノーボードは1・9倍の0・0149%。スノーボードでは10万人当たり約15人がけがを負った計算になる。

 「スノーボードはバランスのスポーツ。バランスを取りにくいため転倒する事故が目立つ。小さなこぶでも着地に失敗し骨折する人が多い。ジャンプの怖さを知らない人が多すぎる」。滋賀県内では、事故が多いためジャンプ用のこぶを撤去したスキー場もあるという。滋賀県スキー連盟の06~08年調査では負傷したスノーボーダーのうち自分で転倒した人が全体の約7割を占めた。残りがスノーボーダーやスキーヤー、立ち木など障害物との衝突だ。

 スノーボードでの傷害の部位は多い順に手首、肩、頭、腰、ひじ、ひざ。上半身、中でも手首の骨折や肩の脱臼が多い。倒れるとき手首だけで受け止めず、柔道の受け身のように衝撃を広く吸収することが大切という。一方、スキーではひざのけがが最も多く、次いで肩、脚、顔、足首などで下半身のけがが多い。

 負傷したときは「RICE」が原則。レスト(安静)、アイス(冷却)、コンプレッション(圧迫)、エレベーション(負傷個所を心臓より高く)の頭文字だ。内出血を抑え、腫れを防ぐためにも必要という。

 「ゲレンデにはさまざまなレベルの人がおり、決して安全ではない」。後藤先生は滑る前、必ず暴走者がいないか確認するそうだ。「スノーボーダーは背中側が死角になり、突然切り返すことがあるので近寄らないこと。子どもが追突されるケースも増えている。親がしっかりと安全を確認してほしい。最近はファッション的なヘルメットや防具も販売されており、特に子どもにはヘルメットの装着を推奨したい」

 万一に備え保険への加入も大切。自損の傷害保険への加入者は増えてきたが、賠償保険への加入者の割合はまだ低い。「スキー場で他人と衝突し重傷を負っても、加害者が治療費を払い生活を保障してくれるという可能性はほとんどない。それが現実だ」

 楽しいはずのスノースポーツが悲惨な結末にならないよう、今から後藤先生の忠告を肝に銘じておきたいものだ。

 ◆症例

 ▼〈2〉16歳女性 アルペンスキー競技の強化選手で事故は練習開始直後に起きた。滑り始めてまもなく転倒、スキー板を付けたまま左足を強打した。診断は脛骨(けいこつ)骨折。すねの内側の骨が斜めに真っ二つに折れていた。長さ約30センチの金属で固定、2週間後から歩行などのリハビリを始めたが、金属を抜くまでに約1年を要した。事故の原因は雪面がアイスバーン状態でスキー板のエッジが雪面に掛かりにくかったことと、競技者ゆえにビンディングの開放値を高く設定していたこと。その結果、強い衝撃やひねりの力を受けても板が外れず、ブーツの上の部分で骨折を招いた。「一般スキーヤーにとってもビンディングの正しい調整が大切」と後藤先生。

 ▼〈1〉32歳男性 スノーボードで滑り始めた直後、背後から若いスノーボーダーが猛スピードで突っ込んできた。男性は前方に跳ね飛ばされて転倒、ひざを雪面に激しく打ち付け、ひねった。加害者は軽傷で済んだが、この男性はひざの骨折と前十字靱帯(じんたい)断裂という大けが。まずネジで骨折部を固定。骨折治療後に切れた靱帯をつなぐ再建術を行った。男性はスノースポーツだけでなく、ハーフマラソンなどにも挑戦するスポーツマンだったが、この事故のためスポーツ活動を完全に再開するまでに1年半ほどを要した。

 ◆後藤匡志(ごとう・ただし)37歳。1997年、滋賀医科大卒、京都大整形外科入局。2008年4月、琵琶湖大橋病院のスポーツ整形外科部長に就任。日本体育協会公認スポーツドクター、滋賀県スキー連盟・全日本スキー連盟公認ドクターとして活躍。バスケットbjリーグ所属の「滋賀レイクスターズ」、ラグビートップリーグ「ホンダヒート」、バレーボールVリーグ女子「東レアローズ」のチームドクターも務める。「ホームゲームに帯同するのでスキーなどを楽しむ時間がなくて。健康法は筋トレかな」

 ◆琵琶湖大橋病院 1989年に琵琶湖大橋の西側に開院。24科、199床を持つ湖西地域の中核病院。2003年の新館増築と本館改修を機に、循環器、糖尿病、人工透析などの各センターを開設。専門外来にスポーツ整形や乳腺外来がある。介護老人保健施設「BOHケア・サービスセンター」を併設、老人医療にも力を注いでいる。大津市真野5の1の29、TEL077・573・4321。

伊方のサッカーゴール事故:倒れ、骨折 町教委、管理の過失認める /愛媛

伊方町三机の町立三机小学校(二宮茂子校長)グラウンドで、サッカーゴール(鉄製、重さ約150キロ)が強風で倒れ、大阪市淀川区の小学4年の男児(10)が頭部を骨折した事故で、伊方町教委は3日、同町役場で記者会見し、「管理面で落ち度があり申し訳ない」と陳謝した。

 二宮校長は「サッカー大会を控えて練習をしていて、ゴールを移動させていたため、固定していなかった。事故当時は強風だったが、倒れないと思った。(認識が)甘かった」と述べた。また「ゴールを固定する専用くいを今週中に購入予定だった」と話した。

 町教委は2日、同町内の小中学校に対し、強風によるサッカーゴール転倒防止(遊具を含めて)の注意喚起を文書で通達。今後の対応について、「強風注意報発令の場合などについて、(固定する)基準を設けたい」としている。【門田修一】

クレーン転倒 男性が死亡

北九州市できょう午後、クレーンが転倒し、運転していた男性が操縦室に閉じ込められました。

およそ1時間半後に病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

きょう午後2時半ごろ、北九州市戸畑区の日鉄住金ロールズで、「クレーンが倒れた」と通報がありました。

消防や警察によると、操縦室にいた男性が閉じ込められ、クレーンの一部を切断するなどして、およそ1時間半後に病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

消防によると、男性は久保裕二さん(35歳)だということです。

クレーンはレールの上を動くタイプで、アームを動かした際に倒れたとみられていて、警察が詳しい状況を調べています。

現場は、新日鉄の関連会社などの工場が立ち並ぶ一角にあります。