イチロー、転んだ!「土が珍しい状態…」

【ピオリア(米アリゾナ州)22日(日本時間23日)】マリナーズのイチロー外野手(36)が、アスレチックス戦の1打席目で珍プレー。左翼線への打球に一塁を蹴ったところで転倒。一、二塁間で挟殺された。

 全力疾走でベンチ前まで戻ったイチローは、同僚たちに泥だらけの手袋を広げてみせた。試合後、珍しいことが起こったと振られると、「珍しい状態のグラウンドですもん。転ぶ前にそれを感じないと危ないですよね。ああ、いく~と思いました」と苦笑いした。

 最近は晴天続きでグラウンドが極端に乾いており、試合前に水をまくと滑りやすくなってしまうようだ。「もっとも雨とは無縁な場所で、一番グラウンドがぬれている。皮肉なもんですよ。(同僚に見せたのは)言い訳の材料です」と振り返っていた。

爆音バイク追跡中の白バイ、自転車と衝突

17日午後3時10分頃、広島県府中町本町の町道交差点で、県警交通機動隊の男性巡査長(30)運転の白バイが緊急走行中、府中町のアルバイト店員女性(17)運転の自転車と衝突した。

女性は転倒、右足に軽傷を負った。

 広島東署の発表によると、巡査長は事故の数分前、広島市南区西蟹屋の路上でパトロール中、爆音をたてて走る2人乗りのオートバイを発見。停止を求めたが逃走したため、サイレンを鳴らして約3キロにわたって追跡していたという。

(2010年3月18日10時35分 読売新聞)

被告が起訴内容認め量刑争点に 県内5件目裁判員裁判

強制わいせつ致傷罪を審理する裁判員裁判の初公判が16日、長崎地裁(松尾嘉倫裁判長)であり、裁判員6人(男性1、女性5)が裁判官とともに審理に臨んだ。県内の裁判員裁判は5件目。判決は18日。

 審理対象は住所不定、自営業、大石等被告(39)が昨年9月2日、女性会社員=当時(37)=に平戸市内の路上で抱き付いて転倒させ、胸を触るなどのわいせつな行為をし、顔などに約1週間のけがを負わせたとされる事件。被告は起訴内容を認めたため争点は量刑となった。

 検察側は冒頭陳述で「被告は昨年3月に同棲(どうせい)していた女性と別れ、性的に欲求不満の状態だった」と動機を説明。被害者の抵抗や懇願を無視し犯行を続けたとして「手口は卑劣で悪質。被害者は厳しい処罰を望んでおり、再犯の恐れも否定できない」と述べた。

 一方、弁護側は冒頭陳述で「計画性のない偶発的犯行」と主張。▽着衣の上からの行為▽被害者のけがは加療約1週間-などとして「ほかの(同種)事案と比べ悪質で、結果が重大かどうかという点に注目してほしい」と裁判員らに呼び掛け、執行猶予判決を求めた。

 初公判に先立つ選任手続きには出席義務のある裁判員候補者47人のうち、40人が出席。出席率は85%。

自転車前輪外れ重傷、輸入会社が国へ報告怠る

茨城県つくば市で2008年、走行中の輸入自転車の車輪が外れ、乗っていた男性が重傷を負う事故があったが、輸入会社が国への報告を怠っていたことがわかった。

消費者庁はきょうにも事故の概要を公表する方針で、事故原因の調査も始めた。

 重傷を負ったのは、つくば市の元会社経営・中島寛さん(60)。2002年に海外メーカーの自転車を購入したが、08年8月、通勤で道路を走行中に前輪が脱落し、転倒して脊髄(せきずい)を損傷。現在も手足がまひして立ち上がれない状態で、病院でリハビリを続けている。

 この自転車は地面からの衝撃を金属製バネで和らげる「サスペンション機能」が付いたタイプ。中島さん側の弁護士によると、前輪を支える棒状の部品の内部のバネがさびて折れたのが直接の原因だったといい、中島さん側は部品に問題があったとして、輸入会社に損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす意向だ。

 消費生活用製品安全法は、生活にかかわる製品で30日以上のけがを負うなどの重大事故について、製造・輸入業者に対し、事故を知った日から10日以内に消費者庁へ報告するよう義務づけている。昨年9月の同庁発足前も経済産業省への報告が必要だった。

 ところが、自転車を輸入した「サイクルヨーロッパジャパン」(東京都千代田区)は、役員らが事故直後に中島さんを見舞ったにもかかわらず、同庁からの指摘を受けて今月12日に報告するまで、約1年半にわたり怠っていた。同社は、同じ製品を約490台輸入。木村恵代表取締役は、事故原因について「今後、詳しく調査する」とする一方で、国への報告に関しては「報告義務を明確には認識しておらず、申し訳なかった」とした。

 重大事故に関する報告は、年間約1400~1500件に上り、国による原因究明や再発防止に重要な役割を果たしている。経済産業省によると、07年8月にも神戸市で別の海外メーカーの自転車の前輪を支える部品が破損して男性が転倒、骨折する事故があり、輸入業者から報告をうけた同省は調査のうえ、「雨水などでバネの腐食が進み、破断したと考えられる」と判断した。

 消費者庁は「報告義務は一部の業者にまだ浸透していない。ユーザーの使い方に問題があったと判断し、報告をためらう土壌があるのではないか」としている。

(2010年3月16日15時39分 読売新聞)

香川大生が牛丼店強盗

高松北署は8日、牛丼店に押し入り、18万5000円を奪ったなどとして、高松市西町、香川大教育学部3年、阿部裕太容疑者(22)を強盗、公務執行妨害などの容疑で逮捕した。

 発表によると、阿部容疑者は同日午前5時35分頃、同市木太町の牛丼店「吉野屋高松中央インター店」の従業員入り口から押し入り、店員に包丁を突きつけて「金を出せ」などと脅し、レジから18万5000円を奪って逃走した疑い。客はおらず、店員にけがはなかった。

 阿部容疑者は約5分後、店の約50メートル南で県警の捜査員に発見され、職務質問を受けた際にもみ合いになり、捜査員が転倒したすきに逃げたが、包丁や診察券などが入ったバックを落とした。捜査員は軽いけが。同署は診察券から阿部容疑者を割り出し、事情を聞いたところ、犯行を認めた。調べに対し「金が欲しかった」などと供述しているという。

 同署によると、阿部容疑者は、同市内にある同牛丼チェーンの別店舗でアルバイトをしていたといい、高松中央インター店でも数回、働いたことがあったという。

在籍している学生が強盗などの容疑で逮捕されたことを受け、香川大の細川滋・副学長(教育担当)、有馬道久・教育学部長らが同日午後、学内で急きょ記者会見を開いた。細川副学長は「教員を目指す者が事件を起こし遺憾。モラル教育を徹底する」と謝罪した。

 大学の説明によると、阿部容疑者は、教員養成課程を履修し、昨年秋には県内の小学校で5週間の教育実習を終えていた。単位取得で目立った問題はなく、所属するゼミでの人間関係も良好だったという。

 同大学では2007年に、当時教育学部4年生の男子学生が強姦(ごうかん)致傷容疑などで逮捕されており、事件後、学生に対しては入学時と、その後はゼミでもモラル意識の徹底を呼びかけてきたという。それだけに幹部らは苦渋の表情を浮かべ、新たな再発防止策を問われた有馬学部長は「検討する」と述べるにとどまった。

 同大学は9日、理事や同学部長らによる会議を開き、再発防止策を検討するほか、近く全学生に事件の概要を文書で伝える。細川副学長は「社会や保護者の信頼を裏切って申し訳ない。(阿部容疑者には)厳正な処分を検討する」と話した。

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 香川大によると、過去10年間に、大学が内部基準に基づいて懲戒処分にした学生(大学院生を含む)は45人で、うち退学処分にしたのは4人、停学処分にしたのは34人という。

(2010年3月9日 読売新聞)

食べ物による窒息、不慮の事故死の原因トップ 厚労省

厚生労働省は4日、風呂場での水死や転倒など「不慮の事故」による死亡の分析結果をまとめた。2008年は3万8153人で、最近10年余りは4万人前後で推移。高齢者の増加を反映し、食べ物を詰まらせる「窒息」が原因のトップになっている。

 厚労省が毎年公表している人口動態統計のデータを分析した。それによると、08年の死因で「不慮の事故」は全体の3.3%で、がんや心疾患、脳卒中、肺炎に次いで5番目に多かった。08年の不慮の事故死の内訳では、窒息の9419人が3年続けて最多。交通事故の7499人、転倒・転落の7170人、水死の6464人と続く。

 05年まで最多だった交通事故は、1995年から半減した一方、窒息は3割増、転倒は2割以上増えている。死亡率自体は下がっており、同省は「リスクが増加したのではなく、死亡率の高い高齢者が増えているため」(統計情報部)と見ている。

 都道府県別に人口10万人あたりの死亡率を見ると、08年は全国平均が30.3人に対し、高知が53.3人と最多。秋田が47.8人、富山が46.9人と続いた。最も低いのは沖縄の19.6人だった。

Hey!Say!7、水しぶき浴び新CM「すごく満足しています」

人気アイドルのHey!Say!7が水上ステージでのダンスに初挑戦したロッテ「PLUS×フルーティオ」の新CMが、8日からオンエアされる。水しぶき舞うステージでCMソング「輝きデイズ」を歌い踊る「グレープの世界でダンス」篇で、「ズボンとか何回も交換したもんね~」という岡本圭人(16)は撮影中に足を滑らせて2度転倒。「ほんとすいません!わざとじゃないんです」と恥ずかしそうに何度も謝ったという。5人の軽快なステップが水しぶきを作り、それがミラーボールに反射してキラキラ輝くセットに、メンバーは「楽しすぎるっ!」と大盛り上がり。山田涼介(16)は「100点…じゃないですかね。自分たちはすごく満足しています」と納得の採点をした。

「安全への努力」WHO認証=児童殺傷事件の池田小、国内初-大阪

2001年に児童8人が犠牲になる事件が起きた大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)が5日、世界保健機関(WHO)の「インターナショナル・セーフ・スクール」(ISS)に認証された。事件後、安全な学校を目指し継続的に努力している点が評価された。日本の学校がISSに認証されるのは初めて。
 ISSは、WHOが安全な学校を認定する制度ではなく、保護者や地域と一体となり安全な学校を目指す活動を評価する制度。04年以降、スウェーデンや台湾、タイなどの32校が認証されている。
 池田小は09年度から週1時間、全学年で「安全科」の授業を実施。交通・水難事故の防止やけがの予防など、児童が6年間を通して安全の知識を身に付けられるよう工夫している。
 また、校内で起きる児童のけがを分析し、転倒しやすい場所にマットを敷くなど、校舎の改良を続けている。(2010/03/05-10:51)

自立 /青森

2月の大雪の日、買い物袋を両手に提げたマスターは、立ち寄ったドラッグストアの床で激しく転倒し右腕を強打した。誰かが落とした靴の雪を踏んでしまった。店員が駆け寄り、手を貸そうとしたが、激痛の中でマスターは「かもね(構わない)でけろ」と断った。「今、自分で立ち上がらねば、店は終わりだな」となぜか思った。

 脱サラして青森市に居酒屋を構えて33年。一人暮らしで70歳のマスターは1人で店を切り盛りしてきた。店をのぞいて、客がいたことがない。でも店の存続を危ぶんだことはないという。

 転倒から3分。マスターは両手をゆっくりとついて立ち上がり、「まだ、いけるな」と思った。腕は今もちゃんとは上がらない。でも、80歳まで店を続ける自信がまたついた。(阿)

子ども用ブーツで飾りひもが絡まり転倒するおそれ 国民生活センターが注意呼びかけ

子ども用のブーツで、ひもについた飾りが絡まって転倒するおそれがあるとして、国民生活センターは注意を呼びかけている。
公開された再現映像では、歩いているうちに、ブーツのひもについた飾りがはねて、絡まり合ってしまうのがわかる。
2009年11月には、小学生の女の子が転倒し、ひざなどを打撲する事故が起きていて、遊具や自転車などに飾りひもが挟まって、思わぬ事故につながるおそれもあることから、国民生活センターは、事業者に安全性に配慮した商品開発を要望するとともに、消費者に注意を呼びかけている。