文部科学省は、「環境を考慮した学校施設(エコスクール)」の今後の推進方策について、施設水準の確保と環境負荷低減の両立の在り方などの検討を進め、2008年度内に最終報告をまとめる予定だ。
既存学校施設の効率的な環境対策をまとめ、公立小中学校で取り組む際に活用されることを目指している。具体的な検討作業は、学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議で進めており、6月に中間報告をまとめている。
7日に行われた協力者会議の環境に配慮した学校づくり検討部会では、最終報告に向けた主な検討課題を議論。推進方策の基本的な検討事項として▽施設水準の確保と環境負荷低減の両立▽自然エネルギーの活用▽長期的な展望に基づく環境負荷低減―を挙げ、今後内容を詰めることにした。
また、CO2排出量やエネルギー消費、費用対効果などの「見える化」や、環境対策事例の収集・整理を国立教育政策研究所の文教施設研究センターと連携して検討し、最終報告に盛り込む。
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