鬼ごっこで転倒、小6死亡=教室机に後頭部強打-京都

12月1日15時44分配信 時事通信

 1日午前8時30分ごろ、京都府舞鶴市の市立明倫小学校(水嶋泰典校長、児童数402人)で、6年の男子児童(12)が教室内で転倒し、意識不明となった。男児は救急車で病院に搬送されたが、約1時間半後に死亡した。男児は鬼ごっこをしていたといい、府警舞鶴署が詳しい原因を調べている。
 水嶋校長によると、男児は始業前に体育館で同級生6人と鬼ごっこ遊びをして、始業時間のため4階の教室に戻った後も、鬼ごっこを続けていた。男児は鬼役で、同級生を捕まえ損なって倒れ、スチール机の脚の部分に後頭部を強打したらしい。当時、担任は職員朝礼のため教室にはいなかったという。 

サンガが健康づくり応援します 14日、中・高齢者向け教室

11月29日14時39分配信 京都新聞

 サッカーJリーグの社会貢献の一環として、京都サンガFCは中・高齢者向きの健康づくり教室を開いている。「健康アカデミー」と銘打ち、サッカーボールを使った軽い運動などで、健康増進や維持をサポートする。昨年度は参加者をホーム試合に招くなど、ファン層の薄い高齢者にサンガをアピールし、スタジアムに誘う狙いもある。本年度は12月14日に初のアカデミーを催す。
 Jリーグは昨年度から厚生労働省の補助金を受けて介護予防事業に取り組んでおり、希望するクラブに助成している。各クラブは地域や特色を生かした事業を展開。昨年度は加盟31クラブのうち29が実施した。
 サンガも京都市などで計3回催し、76人が参加。ボールを頭上で渡していく運動などを楽しんだ後、ホーム試合を観戦した。
 本年度最初のアカデミーは14日午後2時から、京都市中京区のウイングス京都で開く。府内で転倒予防の教室などを開く「健康体力づくりの会」の協力で、足腰の機能を活性化させる体操などを行う。サンガトップチームの吉満樹フィジカルコーチ(43)も現役選手への指導の中から、高齢者に応用できるトレーニングを紹介する予定。
 他のJクラブでは地域の特色を生かしたユーモラスな事業も実施。ザスパ草津(群馬県)は草津温泉で「湯もみ」、ヴォルティス徳島(徳島県)は「阿波踊り体操」などを取り入れている。
 同アカデミー担当の水上大嗣さんは「事業に選手も参加させるなどしてサンガらしさを出し、高齢者にもサンガを身近に感じてもらいたい」と話す。アカデミーは原則50歳以上で先着200人。無料。申し込みはTEL0774(55)7603。

京阪電鉄:受験生の「勝利を砂ポート」 滑り止めお守り、あすから無料配布 /滋賀

11月30日15時1分配信 毎日新聞

 ◇石山坂本線の4駅で
 受験シーズンに合わせて京阪電鉄が毎年配布している滑り防止砂入りのお守り「勝利を砂(さ)ポート」が、今年も12月1日から石山坂本線の4駅で無料配布される。当初2000袋を用意し、人気次第で追加する。配布は来年1月末まで。
 生徒・学生の通行量が多い京阪石山、京阪膳所、浜大津、皇子山の4駅。砂は電車の山越えや空転防止などのために同社が実際に使っているもので、配布は4回目となる。
 今回は、昨年の受験生から「志望校に合格できました」など感謝のメッセージとともに返還された「ご利益の砂」も混ぜて効果を「パワーアップ」。同社は「努力はもちろん、砂も使って大きな山を越えてほしい」と応援している。【稲生陽】

<フィギュア>女子のGPファイナル進出者確定

11月30日9時59分配信 毎日新聞

 フィギュアスケートGPファイナルの進出者(各種目6人・組)が29日、男子を除く3種目で確定した。女子は(1)金妍児(キム・ヨナ)=韓国=(2)ジョアニー・ロシェット(カナダ)(3)浅田真央(愛知・中京大中京高)(4)カロリナ・コストナー(イタリア)(5)中野友加里(プリンスホテル)(6)安藤美姫(トヨタ自動車)の6選手(丸囲み数字は総合順位)

 ▽安藤美姫 先に2試合が終わり、待っている時間が長かったけれど、GPファイナルに行けることが決まってうれしい。応援してくれる方々のためにも、韓国(でのGPファイナル)では、パワフルで自分らしい演技が100%できるように頑張ります。

 ○…中野がグランプリ(GP)ファイナルへの切符をもぎ取った。4位なら出場権を逃していただけに「うれしい」と、ホッとした様子で笑顔を見せた。今大会は右足首とこ関節に故障を抱えながらの出場で、前日のSPではミスを連発して5位。フリーでは、冒頭の3回転半ジャンプを2回転半に変更するなど、安全策をとった。後半の3回転フリップが回転不足と判定されたものの、それ以外はほぼミスなく滑りきり、演技終了後は涙を流した。GPファイナルに向けては早くも意欲満々で「3回転半、3回転-3回転にチャレンジするいい場所。治療をしつつ、このままいきたい」。

 ○…23歳でGPシリーズ初出場の鈴木が2位と大健闘。「ビックリしている。信じられない」と繰り返した。二つの連続ジャンプをミスし、中盤の3回転ルッツでも着氷が乱れたが「攻めていこうと決めていたので、切り替えられた」。その後はキレのいいステップと、思い切りのいいジャンプで波に乗り、「お客さんの手拍子のリズムが速いな」と感じる余裕さえあったという。東北福祉大在籍時の5シーズン前に、鈴木は摂食障害で体重が15キロも減り、フィギュアから一度離れた。それでも、スケートを目標に立ち直った。そんな鈴木の活躍を、同じ愛知県出身の浅田真と中野も「いい刺激になります」と祝福した。

 ○…ペアで井上、ボルドウィン組がペア2位に食い込んだ。冒頭の3回転トーループでボルドウィンが転倒したが、その後はぴったりそろったスピンや正確なリフトで点数を稼いだ。井上は32歳、ボルドウィンは35歳。今季は引退を考え「髪を切って犬も飼い始めたのに、ジョンが8月に『GPシリーズに出たい』と言い始めた」と井上。準備不足で臨んだ10月末のスケートアメリカは5位だったが、今回は演技をまとめ上げた。井上は「やると決めた以上、しっかりやりたい」。ベテラン2人の挑戦はまだまだ続く。

ハロゲンヒーター「煙」「発火」にご注意 リコールの対象品か確認を

12月1日8時3分配信 産経新聞

 冬本番を迎え、暖房器具はフル回転だ。平成13年ころから普及したハロゲンヒーターは製造不良などで事故が起き、117万台余りが無料回収や無償点検修理(リコール)の対象となっている。だが、リコールに気付かないまま使い続けて事故に遭う例があるとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。(日野稚子)

 ≪電気暖房機器の3割≫

 国民生活センターなどに寄せられたハロゲンヒーターの事故は、平成10年度から今年9月までで計417件に上り、電気暖房機器での事故情報の3割を占めている。事故の内容は「煙や火花が出た」「発火した」がそれぞれ2割を超え、ヒーター管などの破裂を加えると6割にのぼった。

 製品事故の報告を受けて回収や無償点検修理などの対象となったのは、センターが把握しただけで19団体44機種の計117万3768台。12~15年ころに中国、韓国、台湾から輸入・販売されたものが、1~3年後にリコール対象になる場合が多い。輸入元だけで対応する場合や、販売元業者も加わってリコール対応の窓口を設置するなど、実施方法はさまざまだ。

 ≪ガラス管にひび≫

 ハロゲンヒーターのオレンジ色に光るガラスのヒーター管には、フィラメントとハロゲンガスなどが封入されている。特定時期の製品にリコールが相次いだことについて、あるメーカーの担当者は「ガラス管の質が悪くて亀裂が入り、封入ガスが抜けて空気が混ざり、発火したり破裂したりした」と話す。

 扇風機型で、ヒーター管を保護するクッションやスプリングがなく、運搬の衝撃でガラス管にひびが入りやすい製品も見受けられたという。

 温度調節は強弱2段階が主流だが、強から弱へ切り替える際は、電流を半導体のダイオードに通して調整する。こうした温度調節の電子部品は、ハロゲンヒーター本体底部にあるため、故障したまま弱運転にして発火し、床に敷いたカーペットなどが焦げる事故も多かった。

 ≪進まぬ回収≫

 ところが、製品の回収は進んでいない。18年12月には千葉県の60代女性から「3年前に購入したハロゲンヒーターから発火して消し止めたが、業者に連絡したら、リコール社告を3年前に出したという。社告に気付かなかった」とセンターに連絡があった。

 センターがリコールを出した19団体に回収状況などをたずねたところ、「2~3割」という回答が圧倒的に多く、最高でも4割程度にとどまっていた。

 ヒーター管が破裂し、カーペットが焦げる事例が起きたとして昨年1月に自主回収を決めた輸入業者は、販売元の家電量販店と組んで対応窓口を開き、社告を出した。14年秋から1年余りで約10万5000台を販売したが、昨年秋に2度目の社告を出しても、回収率は2割程度だったという。「季節商品なので、使い始めるころに気付かれる場合が多くなる」と、先月には3度目の社告を実施した。

 センターは「ハロゲンヒーターを使うなら、リコール対象品になっていないかどうか確認してほしい」と呼びかける。輸入元や販売元に直接問い合わせるほか、国民生活センターや製品評価技術基盤機構のホームページで社告やリコールを調べることもできる。

 ≪3~5年で寿命≫

 ハロゲンヒーターには耐用年数がある。高熱になるガラス管は、メーカーによっても異なるが3000~5000時間が目安。冬場(6カ月)を通して1日6時間使えば、3~5年で寿命となる。経年劣化による重大事故を避けるため、使用停止を呼びかけたメーカーもあるが、担当者は「利用者の方に事故になってからでは遅いからと説明をしても、もったいないとして、理解していただけない」と打ち明ける。

 耐用年数に達していなくても、安全に使うには(1)転倒安全装置に負荷がかかるので、じゅうたんなど柔らかい面には置かない(2)ヒーターのそばを離れるときは電源を切る(3)外出時はコンセントを抜く…を心がけたい。