介護施設で老いを考えた:/45 ケアハウス/8 /宮崎

9月24日16時0分配信 毎日新聞

 ◇本格介護が必要になれば退去
 「認知症の発症は、ある日突然にやって来ます」と宮崎市高岡町のケアハウス「シャトル」の生活相談員、三島英(たけし)さん(39)は経験を語る。
 いつもにこやかな入居者の女性が、朝食を取るため食堂に現れた。
 しかし何かが変だ。
 三島さんは「お早うございます」と声をかけたが、女性に無視された。普段はゆっくり食事をする人だが、その日は動物が餌をかき込むかのようにガツガツとご飯だけを食べた。おかずには全く手をつけなかった。ご飯がなくなると、女性は無言のまま、すたすたと食堂を出て行った。
 三島さんの中に暗い予感がわき上がった。認知症の始まりだった。
 昨日まで何事もなかったのに、今日ひょう変する。ある男性は突然、タクシーを呼び出し「今からここを出て行く」「銀行の金を全額下ろして来る」「家族に会って文句を言ってやる」などと怒りを爆発させた。興奮し、支離滅裂なことを叫び始めた。これも認知症の発症だった。落ち着かせるため、三島さんはそれから何時間も男性の話の聞き役を務めた。職員がなだめれば、いったんは落ち着く人もいるが、何度も興奮状態を繰り返すうちに、手の打ちようがなくなってくる。
 突然の破局は認知症の発症だけではない。骨折もそうだ。廊下や階段などで転倒するだけで高齢者は骨折しやすい。太ももの骨を折ると、そのまま歩けなくなる恐れがある。わずか1週間でも、動けずにベッドの上にいるだけで、足の筋肉が落ちてしまうのである。
 三島さんたちは施設内で入居者がころばないように目を光らせている。特に雨の日は注意を集中させる。単なる気休めではない。日ごろから職員が意識を集中し、細かく注意していれば、入居者も「分かった、分かった。気を付けるよ」と受け止め、自然と注意を払うようになるという。
 特養ホームで勤務した経験のある三島さんの言葉を以前、この連載で紹介した。「特養の仕事が介護なら、ケアハウスの仕事はホテル業に近いかもしれません」と。
 確かに純粋なホテルなら、他の宿泊客に迷惑をかける客には引き取ってもらえば済むかも知れない。だが独り身の高齢者を預かるケアハウスの場合、簡単に退去を迫るわけにはいかない。
 このケアハウスは、入居する際に身元保証人をつけてもらう。親族がいれば、必ず1人には身元保証人になってもらう。認知症が重くなり、入居者本人に今後の判断ができなくなった場合に備えるためだ。職員は、身元保証人を交えて善後策を話し合う。
 ただし現実には、本格的な介護が必要になった人に「自宅へ戻る」という選択肢はない。その人の症状や家族の希望を検討し、ベッドに空きのある介護施設を紹介することになる。認知症患者が少人数で暮らす「グループホーム」になるか、介護度の比較的低い人たち向けの「老人保健施設」になるか、介護度の重い人が入る「特別養護老人ホーム」になるか--。いずれもこの連載でこれまで紹介してきた施設である。【大島透】

『救命病棟24時』最終回、視聴率19.3%

9月24日11時12分配信 オリコン

 22日の放送で最終回を迎えた江口洋介、松嶋菜々子ダブル主演のフジテレビ系ドラマ『救命病棟24時』の2時間18分スペシャルの視聴率が19.3%(関東地区・番組平均)だったことが、ビデオリサーチの調べでわかった。

 同ドラマは、シリーズ4作目にあたり「救命医療の崩壊」といったテーマに迫ったもの。江口洋介のバイク転倒による事故で、放送が1か月遅れてスタートしたことも話題に。なお、番組放送終了後、冬にスペシャルドラマの放送が決定したことが発表された。

 ちなみに、同日夜にTBSで放送された『JNN50周年記念キングオブコント2009』は14.3%、21日放送されたフジテレビ系ドラマ『ブザー・ビート』の最終回は、13.8%(ともに関東地区・番組平均)だった。

祭りで馬にけられ、2人骨折=熊本

9月21日15時11分配信 時事通信

 21日午前8時前、熊本市上鍛冶屋町の路上で、同市の「藤崎八旛宮」の例大祭に参加し馬を引いていた同市の会社員男性(43)がマンホールに足を滑らせ転倒。驚いた馬に顔をけられ、ほおの骨を折る1カ月のけがをした。
 午前9時40分ごろには、別の会社員男性(57)も馬を引いていて転倒。馬にけられ、すねの骨を折る1カ月のけが。
 例大祭は熊本に秋の訪れを告げる祭りで、1000年以上の歴史を持つという。13~22日の日程で行われ、21日は市民らが飾り付けをした「飾り馬」が市内を練り歩いた。 

夏山遭難:26件発生、死者は5人 県警「女性が増加傾向」 /山梨

9月19日13時2分配信 毎日新聞

 県警地域課は夏山シーズン(7~8月)の山岳遭難発生状況を発表した。前年同期と同じ26件発生し、うち死者は5人(前年同期比2人減)だった。男女別では男性16人に対し女性11人で、同課は「若い女性の富士山登山ブームなどで女性遭難者が増加傾向」と分析している。
 事故原因別では▽発病・疲労8件(同2件減)▽滑落5件(同1件増)▽転倒5件(同1件減)▽道迷い4件(同1件増)--などだった。年齢別では40歳以上の遭難者が23人で全体の85・2%を占め、死者は全員が40歳以上だった。
 一方、山系別の事故発生件数は、北岳や鳳凰(ほうおう)三山などがある南アルプスが15件、富士山が3件、金峰山などの秩父山系が3件、八ケ岳が2件などで、「人気の山が多い南アルプス山系で事故が多い」(同課)という。
 同課は「健康ブームなどから高齢の登山者は今後も増加傾向。これからの秋山シーズンは紅葉に目を取られての転倒事故も多い。また、高山は冬山と同じ気候なので十分に装備を整えてから入山してほしい」と呼びかけている。【中西啓介】

岸和田市の歩道縁石に防滑加工を行ないました。

2009年9月13日に大阪府岸和田市春木旭町の歩道縁石にスリップレイトΣ01(骨材1㎏/㎡)で防滑加工を行ないました。

  ※画像をクリックすると拡大されます。

 

自動車修理工場の前の歩道縁石なんですが、ここでは1日に最多で7台の自転車転倒事故が起きた箇所です。

工場の前での転倒事故なので、工場の社長が、なんか自分のところが悪いことをしているようで気になっていたそうです。

これで、もう心配は解消されますよ社長さん!

でも、こういった所はもっとあるんじゃないかと思います。

皆さんも放置せずに、管理者の方々にもっと改善を求めてくださいね。

夏山遭難:19件減65件 死者は11人減9人 登山者減で--前年比 /長野

9月15日13時2分配信 毎日新聞

 県警地域課は、県内の夏山遭難(7、8月)の統計を発表した。発生件数は65件(前年比19件減)、死者は9人(同11人減)といずれも減少した。
 同課によると、今夏は天候不順のため、全体の登山者数が約31万人と前年から約6万人減ったことから、発生件数の減少につながったとみられる。また、シーズン初めに北海道新得町の大雪山系トムラウシ山(標高2141メートル)で起きた登山ツアー客ら8人死亡の遭難を受け、装備を重視する登山者が増えたとみている。
 遭難の状況別では転・滑落23件▽転倒20件--など。60歳以上の高齢者の遭難が全68人中41人と全体の6割に上った。行方不明者は4人(同2人増)で、8月24日に白馬岳(2932メートル)に単独入山した、さいたま市北区の無職男性(71)らが現在も不明となっている。
 登山者数が最も多かったのは北アルプスで15万人(同2万7000人減)。遭難が発生した山域別では北アルプスが40件、八ケ岳が9件で、合わせて全体の約75%を占めた。【大島英吾】

高齢者の介護予防支援に参加募集 健康指導員養成へ向日市講座

9月15日11時39分配信 京都新聞

 向日市は、今秋以降に開く「高齢者健康指導員(サポーター)養成講座」の参加者を募集している。
 介護予防の知識を身に付け、市や地域が行う介護予防事業の支援ができる人材を育てる狙い。健康増進施設「ゆめパレアむこう」のインストラクターを講師に、高齢者の転倒予防の基礎知識を学ぶ。ストレッチ体操や道具を使ったエクササイズの実技も予定している。
 講座は、同内容の2シリーズで、いずれも5日間開く。第1回は10月の毎金曜(23日除く)と来年2月12日。第2回は12月の毎金曜と来年3月12日。いずれも午後1時半から、向日市寺戸町の市民会館で。定員は各回30人(申し込み先着順)。申し込み、問い合わせは市障害高齢福祉課TEL075-931-1111。

事故:スクリューに接触し重傷--甑島の沖 /鹿児島

9月14日16時1分配信 毎日新聞

 13日午前11時20分ごろ、薩摩川内市里町(甑島)の市の浦海水浴場沖約300メートルで、ウェイクボートをしていた同市御陵下町、会社員、鬼塚一徳さん(35)が、えい航していた同市平佐町、会社員、森芳宥さん(45)運転のプレジャーボート「亜希2」(2・6トン)のスクリューに接触。鬼塚さんは右足かかとなどを骨折する重傷を負った。
 串木野海上保安部によると、2人は友人同士。仲間十数人がボート2隻などで遊んでいた。「亜希2」には当時、4人が乗っていた。海上で転倒した鬼塚さんに近づく際、森さんが運転操作を誤ったとみて調べている。

中高年登山者の急病SOS増 「体調管理徹底して」

9月14日10時52分配信 河北新報

 岐阜県の防災ヘリ墜落事故で中高年登山者の遭難多発がクローズアップされているが、東北の山や湿原では中高年登山者らが心筋梗塞(こうそく)などの急病で倒れるケースが目立っている。尾瀬の福島県側では8月初めからの1カ月間で急病に陥った6人がドクターヘリなどで搬送され、うち70代と50代の男性2人が心筋梗塞で亡くなった。無理な日程による睡眠不足などが指摘されたケースもあり、関係者は「体調管理に十分注意して」と呼び掛けている。

 今月5日、燧ケ岳(2356メートル)の登山を終えた福島市の会社員男性(53)が、尾瀬御池ロッジ(桧枝岐村)近くの休憩所で心筋梗塞を起こし意識不明になった。

 村の職員が自動体外式除細動器(AED)を使って応急処置した後、ドクターヘリで福島市の福島県立医大に救急搬送。一命は取り留めた。

 男性は4日まで仕事し、5日午前0時に車で自宅を出発。登山口で2時間ほど仮眠しただけで、その後は7時間近く歩いたという。飲み物は持っていたものの補給が十分でなく、睡眠不足と脱水症状が原因で心筋梗塞を起こしたとみられている。

 地元の消防署や桧枝岐村によると8月以降、急病による尾瀬への救急出動がかなり多くなった。40代から70代の6人(男性5人、女性1人)がヘリや救急車で運ばれ、うち3人が心筋梗塞で、ほかは貧血と熱中症、体調不良だった。

 中高年がヘリで救助される例は最近、他県でも多い。急病だけではないものの山岳救助出動件数のうち対象者が50代以上は今年4月以降、岩手県で27件中26件、秋田県で26件中23件、山形県で24件中22件に上る。

 山での事故はこれまで転倒による骨折やねんざが大半だった。だが中高年ハイカーらの急病の増加で、地元は懸念を強めている。心筋梗塞などは一刻を争うだけに、御池ロッジ支配人の星睦彦さん(39)は「水や食べ物を十分に用意し、体調管理を徹底してほしい」と注意を促す。

マクドナルド損害賠償訴訟:店先で転倒し障害 熊本地裁で口頭弁論 /熊本

9月11日16時0分配信 毎日新聞

 熊本市新市街のハンバーガーチェーン「マクドナルド新市街店」出入り口付近で転び、障害を負ったのは店側が安全管理を怠ったためだとして、市内の女性(61)が日本マクドナルドに約2600万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、熊本地裁(古市文孝裁判官)であった。被告側は事故が起きた詳しい場所の資料提出を女性側に求め、争う姿勢を見せた。
 訴状によると08年12月8日午前11時45分ごろ、女性は店内で食事した後、出入り口の自動ドアから新市街アーケードに出る際、雨で濡れていた出入り口外側の同社の管理敷地内の床タイルで転倒して左大たい骨を折った。1カ月以上入院し、左股関節に後遺障害が残った。
 女性は「アーケードは工事中で店先に雨が降り注ぐ状態だったにもかかわらず、店側はモップなどで水をふいたり、吸水シートを敷いたりするなどの安全義務を尽くさなかった」と主張している。
 マクドナルドの代理人弁護士は「原告側からの資料を見た上で、主張を明らかにしていく」としている。