死亡ひき逃げ容疑でトラック運転手を逮捕

福岡県警柳川署は29日、自動車運転過失致死と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、佐賀県唐津市和多田先石、トラック運転手入口芳文容疑者(46)を逮捕した。入口容疑者は「人をはねた認識はない」と否認している。

 逮捕容疑は28日午後9時ごろ、福岡県柳川市間の県道交差点で、大型トラックを発進させた際、自転車に乗って路上に転倒していた近くに住む無職男性(56)の頭部などをひき、そのまま逃走、男性を死亡させた疑い。

 柳川署によると、目撃者がトラックのナンバーを覚えていた。

選挙:一関市長選 候補者の横顔 /岩手

9月29日12時0分配信 毎日新聞

 任期満了に伴う一関市長選は新人3人の争いとなった。立候補したNPO法人理事の山下政治氏(70)、元県南広域振興局長の勝部修氏(59)、海藻販売業の伊東福住氏(77)の人柄などを紹介する。【天野典文】=届け出順
 ◇環境と経済の両立掲げて--山下政治氏(70)=無新
 「環境と経済の両立」を掲げる。選挙も環境を考え、自転車で回り、ポスターを自分で張って歩く。製紙会社を退職後、環境問題に取り組んできた。矛盾するテーマだが、「地球温暖化は待ったなし。農・林の1次産業で雇用を確保しながら取り組む」と話す。
 政治に関心を持ったのは旧一関市の合併の時、協議会の委員になり勉強した。「地域の委員からの意見は、各市町村ごとのエゴばかりで、新市全体の話し合いは一度もなかった」と嘆く。合併後も「良かった」の声が聞かれないという。以来「人に言って駄目なら自分でやらねば」と1年前に決意した。市の一体感を紡ぐキーワードに「環境」を据えて、皆で取り組みたいと考える。
 趣味は読書。松本清張や戦国武将の歴史ものなどが好きという。健康法は暴飲暴食を慎み、毎日5キロを歩く。このほか、バスケットボール観戦が好きだという。宮城県石巻市出身。子供は県外に就職、妻との2人暮らし。
 ◇誇りに思えるまちづくり--勝部修氏(59)=無新
 県南広域振興局長を最後に周囲から請われて「故郷のためにエネルギーを使おう」と決意した。県南から仙台北部までの圏域を「中東北」と位置づけ、拠点都市一関の発展を目指す。「生まれた地域で安心して暮らし、誇りに思えるまちづくりを目指したい」という。このため、「競生・共生・協生」を3本柱の政策を掲げる。
 県職員として関東自動車工業関連企業などの企業誘致にかかわった経験を生かし、企業や事業の誘致を進める考えだ。地元の企業に技術移転を行って育成し、雇用対策にもつなげる。藤沢町との合併は、積極的に推進し、合併研究会不参加の平泉町も、「世界遺産登録のパートナーとして支える」と話す。
 趣味は山登りと川などでの石拾い。形、色、模様などテーマを決めて集め30年になる。健康のため日ごろから歩くように心がけ、食事も油ものを控えるようにしている。剣道は3段の腕前。旧大東町出身で、妻と2人暮らし。
 ◇市政改革は人事管理から--伊東福住氏(77)=無新
 公約に市政改革を掲げる。そのための第一歩が、効率・効果的な人事管理という。人件費節約で財政改革や、町村合併の効果を考慮した政策、地域愛を育てる教育を重視することなどを挙げる。「4年の任期で公約を完遂するかめどをつける」と宣言する。
 北海道出身で、母子家庭で育った。市内の小学校で22年間勤務した。在職中に転倒して右足ひざを骨折し、足が不自由になった。「障害者が社会に出てリーダーになる見本になる」との思いがある。退職後もガソリンスタンドを経営したほか、海藻販売業を始めるなど、仕事を続けている。
 趣味は、カメラを抱えて山へ行き、野花や風景を撮ることだ。スポーツは専ら観戦中心で、プロ野球とフィギアスケートが好きだという。性格は、学生時代に弁論部にいたこともあり「攻撃的」と自己分析した。30年余り風邪で寝込んだことがなく、歯も健康という。妻と大東町で2人暮らし。

介護施設での事故、転倒が6割-三菱総研調べ

9月25日13時40分配信 医療介護CBニュース

 三菱総合研究所はこのほど、介護事故の実態と対応策についての調査研究報告書を公表した。それによると、介護施設における事故の6割は転倒だった。

 調査は厚生労働省の2008年度老人保健健康増進等事業の一環として行われた。介護サービスでは、医療分野のような事故やヒヤリ・ハット情報の収集・分析が全国規模で行われていないことから、調査は将来的な全国規模での介護事故の情報収集・分析に向けた仕組みや方法の検討に役立てることを目的としている。
 同研究所が開発した「事故情報収集ツール」を使い、昨年の11-12月に全国の1805市区町村に対し調査を実施。889の市区町村から回答があった(回答率49.3%)。
 それによると、昨年4-9月の半年間に介護施設において発生した8541件の事故事例が報告された。
 これをサービス種別に見ると、老人福祉施設が48.8%と最多で、以下は老人保健施設30.1%、短期入所生活介護15.4%、介護療養型医療施設2.1%、短期入所療養介護1.5%と続いている。
 ただ同研究所は、母数となる施設数や利用者数に差があるほか、実際の事故発生数と報告数は同一ではなく、安全意識の高い施設ほど積極的に報告することもあり得ることから、これが必ずしも老人福祉施設の事故発生率が高いことを意味してはいないとしている。
 事故報告のあった利用者の平均年齢は86.43歳で、要介護3-5の利用者が全体の63.8%を占めた。事故の発生場所は「居室・静養室(ベッド周辺)」が35.8%と最も多く、「居室・静養室(ベッド周辺以外)」の11.3%を合わせると47.1%を占めた。
 事故は「けがおよび死亡事故」が全体の97.1%。内訳を見ると、「転倒」が59.3%と最も多く、次いで「転落」11.5%、「誤えん」3.5%、「衝突」2.3%となった。
 「けがおよび死亡事故」の被害状況は、全体の55.1%が「骨折」だった。次いで「裂傷・擦過傷」11.9%、「打撲・ねんざ・脱きゅう」11.6%、「窒息」2.4%と続いた。
 被害の程度は、「通院」が43.5%と最多で、「入院」が35.3%でこれに続いた。「死亡」は2.7%だった。
 「けがおよび死亡事故」の発生場面は、「休息・娯楽」中が19.7%と最も多く、以下は「排せつ」15.1%、「食事(水分摂取含む)」7.3%と続く。
 事故発生時に心肺蘇生などの救急救命を実施したかどうかを尋ねたところ、実施したのは全体の5.5%。これを事故内容別に見ると、「誤えん」が66.2%と最多で、「異食」23.1%がこれに次いだ。
 事故発生による損害賠償などが生じたかどうかについては、「無回答」が57.0%だったが、回答があったうち「損害賠償あり」の事例は10.1%だった。
 また、事故発生後の再発防止に向けた手順書の作成や見直しの有無について尋ねたところ、「あり」は11.9%で、「なし」が全体の83.7%を占めた。
 また、特に発生が目立つ「転倒による骨折の事例」では、被害のあった体の部位は「下肢」が65.7%を占めた。被害の程度は「入院」が63.9%と最多で、「通院」が31.6%でこれに続いた。
 重篤な被害につながる可能性の高い「誤えん」事故における被害の程度は、「死亡」が39.1%と最多で、次いで「入院」35.3%、「通院」10.4%、「受診なし」2.4%となった。

皇后さま 年内の宮中祭祀 ご出席とりやめ

9月25日7時57分配信 産経新聞

 宮内庁の金沢一郎皇室医務主管は24日、今年2月に痛められた皇后さまの左ひざの状態について、日常生活での支障は少なくなったものの宮中祭祀(さいし)の所作にはまだ無理なものがあるとして、今年いっぱいは宮中祭祀への出席はお控えいただくと発表した。今後の経過を見て、平成22年の年始の祭祀へのご出席を検討するという。

 皇后さまは今年2月、テニスのプレー中に転倒、左ひざの靱帯(じんたい)に切断に近い損傷を受けられた。その後はリハビリに励み、最近では筋力の回復に向けテニスも再開された。その結果、日常生活での支障は少なくなったが、現在も正座をするのに困難があり、宮中祭祀で行う膝行(しっこう=ひざまずいたまま神前に進まれること)はご無理だという。皇后さまは23日の秋季皇霊祭、秋季神殿祭も欠席されている。

介護施設で老いを考えた:/45 ケアハウス/8 /宮崎

9月24日16時0分配信 毎日新聞

 ◇本格介護が必要になれば退去
 「認知症の発症は、ある日突然にやって来ます」と宮崎市高岡町のケアハウス「シャトル」の生活相談員、三島英(たけし)さん(39)は経験を語る。
 いつもにこやかな入居者の女性が、朝食を取るため食堂に現れた。
 しかし何かが変だ。
 三島さんは「お早うございます」と声をかけたが、女性に無視された。普段はゆっくり食事をする人だが、その日は動物が餌をかき込むかのようにガツガツとご飯だけを食べた。おかずには全く手をつけなかった。ご飯がなくなると、女性は無言のまま、すたすたと食堂を出て行った。
 三島さんの中に暗い予感がわき上がった。認知症の始まりだった。
 昨日まで何事もなかったのに、今日ひょう変する。ある男性は突然、タクシーを呼び出し「今からここを出て行く」「銀行の金を全額下ろして来る」「家族に会って文句を言ってやる」などと怒りを爆発させた。興奮し、支離滅裂なことを叫び始めた。これも認知症の発症だった。落ち着かせるため、三島さんはそれから何時間も男性の話の聞き役を務めた。職員がなだめれば、いったんは落ち着く人もいるが、何度も興奮状態を繰り返すうちに、手の打ちようがなくなってくる。
 突然の破局は認知症の発症だけではない。骨折もそうだ。廊下や階段などで転倒するだけで高齢者は骨折しやすい。太ももの骨を折ると、そのまま歩けなくなる恐れがある。わずか1週間でも、動けずにベッドの上にいるだけで、足の筋肉が落ちてしまうのである。
 三島さんたちは施設内で入居者がころばないように目を光らせている。特に雨の日は注意を集中させる。単なる気休めではない。日ごろから職員が意識を集中し、細かく注意していれば、入居者も「分かった、分かった。気を付けるよ」と受け止め、自然と注意を払うようになるという。
 特養ホームで勤務した経験のある三島さんの言葉を以前、この連載で紹介した。「特養の仕事が介護なら、ケアハウスの仕事はホテル業に近いかもしれません」と。
 確かに純粋なホテルなら、他の宿泊客に迷惑をかける客には引き取ってもらえば済むかも知れない。だが独り身の高齢者を預かるケアハウスの場合、簡単に退去を迫るわけにはいかない。
 このケアハウスは、入居する際に身元保証人をつけてもらう。親族がいれば、必ず1人には身元保証人になってもらう。認知症が重くなり、入居者本人に今後の判断ができなくなった場合に備えるためだ。職員は、身元保証人を交えて善後策を話し合う。
 ただし現実には、本格的な介護が必要になった人に「自宅へ戻る」という選択肢はない。その人の症状や家族の希望を検討し、ベッドに空きのある介護施設を紹介することになる。認知症患者が少人数で暮らす「グループホーム」になるか、介護度の比較的低い人たち向けの「老人保健施設」になるか、介護度の重い人が入る「特別養護老人ホーム」になるか--。いずれもこの連載でこれまで紹介してきた施設である。【大島透】

『救命病棟24時』最終回、視聴率19.3%

9月24日11時12分配信 オリコン

 22日の放送で最終回を迎えた江口洋介、松嶋菜々子ダブル主演のフジテレビ系ドラマ『救命病棟24時』の2時間18分スペシャルの視聴率が19.3%(関東地区・番組平均)だったことが、ビデオリサーチの調べでわかった。

 同ドラマは、シリーズ4作目にあたり「救命医療の崩壊」といったテーマに迫ったもの。江口洋介のバイク転倒による事故で、放送が1か月遅れてスタートしたことも話題に。なお、番組放送終了後、冬にスペシャルドラマの放送が決定したことが発表された。

 ちなみに、同日夜にTBSで放送された『JNN50周年記念キングオブコント2009』は14.3%、21日放送されたフジテレビ系ドラマ『ブザー・ビート』の最終回は、13.8%(ともに関東地区・番組平均)だった。

祭りで馬にけられ、2人骨折=熊本

9月21日15時11分配信 時事通信

 21日午前8時前、熊本市上鍛冶屋町の路上で、同市の「藤崎八旛宮」の例大祭に参加し馬を引いていた同市の会社員男性(43)がマンホールに足を滑らせ転倒。驚いた馬に顔をけられ、ほおの骨を折る1カ月のけがをした。
 午前9時40分ごろには、別の会社員男性(57)も馬を引いていて転倒。馬にけられ、すねの骨を折る1カ月のけが。
 例大祭は熊本に秋の訪れを告げる祭りで、1000年以上の歴史を持つという。13~22日の日程で行われ、21日は市民らが飾り付けをした「飾り馬」が市内を練り歩いた。 

夏山遭難:26件発生、死者は5人 県警「女性が増加傾向」 /山梨

9月19日13時2分配信 毎日新聞

 県警地域課は夏山シーズン(7~8月)の山岳遭難発生状況を発表した。前年同期と同じ26件発生し、うち死者は5人(前年同期比2人減)だった。男女別では男性16人に対し女性11人で、同課は「若い女性の富士山登山ブームなどで女性遭難者が増加傾向」と分析している。
 事故原因別では▽発病・疲労8件(同2件減)▽滑落5件(同1件増)▽転倒5件(同1件減)▽道迷い4件(同1件増)--などだった。年齢別では40歳以上の遭難者が23人で全体の85・2%を占め、死者は全員が40歳以上だった。
 一方、山系別の事故発生件数は、北岳や鳳凰(ほうおう)三山などがある南アルプスが15件、富士山が3件、金峰山などの秩父山系が3件、八ケ岳が2件などで、「人気の山が多い南アルプス山系で事故が多い」(同課)という。
 同課は「健康ブームなどから高齢の登山者は今後も増加傾向。これからの秋山シーズンは紅葉に目を取られての転倒事故も多い。また、高山は冬山と同じ気候なので十分に装備を整えてから入山してほしい」と呼びかけている。【中西啓介】

夏山遭難:19件減65件 死者は11人減9人 登山者減で--前年比 /長野

9月15日13時2分配信 毎日新聞

 県警地域課は、県内の夏山遭難(7、8月)の統計を発表した。発生件数は65件(前年比19件減)、死者は9人(同11人減)といずれも減少した。
 同課によると、今夏は天候不順のため、全体の登山者数が約31万人と前年から約6万人減ったことから、発生件数の減少につながったとみられる。また、シーズン初めに北海道新得町の大雪山系トムラウシ山(標高2141メートル)で起きた登山ツアー客ら8人死亡の遭難を受け、装備を重視する登山者が増えたとみている。
 遭難の状況別では転・滑落23件▽転倒20件--など。60歳以上の高齢者の遭難が全68人中41人と全体の6割に上った。行方不明者は4人(同2人増)で、8月24日に白馬岳(2932メートル)に単独入山した、さいたま市北区の無職男性(71)らが現在も不明となっている。
 登山者数が最も多かったのは北アルプスで15万人(同2万7000人減)。遭難が発生した山域別では北アルプスが40件、八ケ岳が9件で、合わせて全体の約75%を占めた。【大島英吾】

高齢者の介護予防支援に参加募集 健康指導員養成へ向日市講座

9月15日11時39分配信 京都新聞

 向日市は、今秋以降に開く「高齢者健康指導員(サポーター)養成講座」の参加者を募集している。
 介護予防の知識を身に付け、市や地域が行う介護予防事業の支援ができる人材を育てる狙い。健康増進施設「ゆめパレアむこう」のインストラクターを講師に、高齢者の転倒予防の基礎知識を学ぶ。ストレッチ体操や道具を使ったエクササイズの実技も予定している。
 講座は、同内容の2シリーズで、いずれも5日間開く。第1回は10月の毎金曜(23日除く)と来年2月12日。第2回は12月の毎金曜と来年3月12日。いずれも午後1時半から、向日市寺戸町の市民会館で。定員は各回30人(申し込み先着順)。申し込み、問い合わせは市障害高齢福祉課TEL075-931-1111。