皇后さま 年内の宮中祭祀 ご出席とりやめ

9月25日7時57分配信 産経新聞

 宮内庁の金沢一郎皇室医務主管は24日、今年2月に痛められた皇后さまの左ひざの状態について、日常生活での支障は少なくなったものの宮中祭祀(さいし)の所作にはまだ無理なものがあるとして、今年いっぱいは宮中祭祀への出席はお控えいただくと発表した。今後の経過を見て、平成22年の年始の祭祀へのご出席を検討するという。

 皇后さまは今年2月、テニスのプレー中に転倒、左ひざの靱帯(じんたい)に切断に近い損傷を受けられた。その後はリハビリに励み、最近では筋力の回復に向けテニスも再開された。その結果、日常生活での支障は少なくなったが、現在も正座をするのに困難があり、宮中祭祀で行う膝行(しっこう=ひざまずいたまま神前に進まれること)はご無理だという。皇后さまは23日の秋季皇霊祭、秋季神殿祭も欠席されている。

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