4歳児に“奴隷マッサージ”気に入らず父親蹴る

福岡県警早良署は25日、長男(4)に軽傷を負わせたとして傷害容疑で福岡市早良区の会社員佐々木元気容疑者(28)を逮捕した。逮捕容疑は24日午後1時ごろ、自宅で長男の頭を蹴って転倒させ、額に擦り傷を負わせた疑い。「長男に背中を足で踏むマッサージをさせていて、痛いからやめろと言ってもやめなかったので腹が立った」と供述している。

 同署によると、外出先から帰宅した佐々木容疑者の母親(54)が、長男がケガをして泣いていることに気付き、長男が通う保育所に避難させ、保育所が同1時50分ごろ、警察に通報した。佐々木容疑者は離婚しており、長男と母親、弟(24)の4人暮らし。

 半年ほど前に、佐々木容疑者の母親から保育所に「孫が父親からひどい言葉の暴力を受けている。叩いたり蹴ったりもされている」と相談があり、保育所が児童相談所に通告していた。

初公開の日本館に長蛇の列 上海万博リハーサル

【上海共同】5月1日に開幕する中国・上海万博会場で、市民ら10万人が参加した第3回リハーサルが行われ、初公開された日本館にピーク時で約2千人の列ができた。

 「こころの和・わざの和」をテーマにした日本館は、エコカーや薄い太陽電池を張り付けた「発電窓」など最新の環境技術を展示しているほか、トヨタ自動車が介護支援などのために開発している手先が器用な「パートナーロボット」がバイオリンを演奏。

 日中が協力して保護活動に取り組んでいるトキをモチーフに、中国の伝統芸能「昆劇」と日本の能を融合させたショーも上演された。

 入場者は5千人以上となり、上海市の男性公務員は「日本のハイテク技術の素晴らしさがよく分かった」と感激した様子。一方、入場まで2時間待ったという女性は「面白くなかった」と不満げだった。

 20日の第1回リハーサルの際には、入場者が殺到して負傷者も出た。

真央ちゃん転倒シーンを差し替え テレ東「問題ない」

11日にテレビ東京が放送したフィギュアスケート「スターズ・オン・アイス」で、同局が浅田真央(19)ら3選手の演技を途中で差し替えていたことが23日、分かった。同局の島田昌幸社長はこの日の定例会見で「(大会ではなく)あくまでエキシビジョンなので問題はない」との釈明。

 同局によると番組が収録された9日の演技で、浅田真央はトリプルフリップに失敗、転倒したため、その部分を翌10日の演技に差し替えるなど編集して放送した。同アイスショーは9日から11日まで3日間、東京・代々木第一体育館で行われた。

八尾でひき逃げ 男を逮捕

ワゴン車を運転中にミニバイクと接触し、男性に重傷を負わせたまま逃走したとして、大阪府警八尾署は22日、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで奈良市南紀寺町の会社員、小林一樹容疑者(36)を逮捕した。

 逮捕容疑は21日午後5時半ごろ、大阪府八尾市高安町北の国道170号で、ワゴン車を運転中、前方を走っていたミニバイクを追い越そうとした際に接触。運転していた東大阪市のアルバイトの男性(37)を転倒させ、鎖骨骨折など全治2カ月のけがをさせたまま逃走したとしている。

 八尾署によると、小林容疑者は東大阪市内の勤務先に戻る途中だったといい、「怖くなって逃げた」と容疑を認めているという。

バイクをひき逃げ「止まっていたら仕事に間に合わない」

18日午前6時30分ごろ、静岡県浜松市中区内の市道で、交差点を進行していた乗用車と原付バイクが出会い頭に衝突する事故が起きた。バイクは転倒し、運転していた女性が重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走。警察は後に22歳の男を逮捕している。

静岡県警・浜松中央署によると、衝突によってバイクは転倒。運転していた同区内に在住する50歳の女性が骨折などの重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走している。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃情報から車種を特定し、現場近くに住む22歳の男を容疑者として逮捕している。

現場は浜松市中区上島2丁目(N34.44.18.1/E137.44.53.2)付近の市道で、見通しの良い交差点。調べに対して男は「止まっていたら仕事に間に合わなくなるので、そのまま逃げてしまった」などと供述しているようだ。

パト追跡バイク転倒、後部座席の少女重傷 高2酒気帯び逮捕

22日午前2時ごろ、大阪市住吉区万代の府道で、府警スカイブルー隊の隊員2人がバイクでパトロール中、ミニバイク2台に分乗した3人の男女を発見。停止を求めたが2台は一方通行の道路を逆走しながら逃走し、約200メートル先で2人乗りの1台が転倒。後ろに乗っていた無職の少女(16)が頭を打って重傷、運転していた少年(16)も軽傷を負った。

 府警は後方を走っていた府立高校2年の男子生徒(16)の呼気から基準値以上のアルコールが検出されたため、道交法違反(酒気帯び)容疑で現行犯逮捕。病院に運ばれた2人からもけがの回復を待って事情を聴く方針。

路上強盗・ひったくり連続4件 大阪でバイク2人組

21日深夜、大阪府熊取町のJR熊取駅と同府泉佐野市の日根野駅周辺で、女性を狙った路上強盗やひったくり事件が4件相次ぎ、女性2人が軽傷を負った。いずれもミニバイクの若い2人組の男による犯行で、泉佐野署が同一犯の可能性もあるとみて強盗致傷容疑などで捜査している。

 21日午後11時5分ごろ、熊取町大久保中の熊取駅東側の路上を歩いて帰宅中の女性会社員(42)が、後ろからミニバイクに2人乗りして近づいてきた男らに左腕にかけていた紙袋を引っ張られた。女性は転倒して頭などに軽傷。男らは何もとらずに逃走した。

 日根野駅周辺でも午後11時20分ごろからの約5分間で、19~22歳の女性3人が、2人乗りの男らに現金約千円などが入ったかばんを奪われ、うち22歳の女性が軽傷を負った。

 同署によると、2人組の男はいずれも白色のマスク姿で、灰色の上着にフードをかぶっていたという。

20歳女「車に拉致された」とウソ通報

パトカー接触事故のきっかけは、「イタい女」の虚偽通報だった…。19日夜、愛知県の無職女(20)が堺市内から、見知らぬ男の車に拉致されたという趣旨の110番。それを受け、一大事とばかりに緊急出動した大阪府警の覆面パトカーが、バイクと接触する事故を起こしてしまった。しかし女はその後、「けんかした彼氏の気を引くため」にうそ通報をしたと自供。とんだ迷惑をこうむった大阪府警では、女を軽犯罪法違反の疑いで調べている。

 大阪府警西堺署や北堺署などの調べによると、19日午後8時50分ごろ、堺市北区金岡町にいるという女から携帯電話で「(同区の南海電鉄)中百舌鳥(なかもず)駅近くで、知らない男に声をかけられて車に無理やり押し込まれ、胸などを触られた」という内容の110番通報があった。重大な拉致&わいせつ事件の可能性があったため、府警では複数のパトカーを緊急配備した。

 しかし、緊急走行中だった1台の覆面パトカー(普通乗用車)が、同午後9時14分ごろ、堺市西区北条町の「北条町1丁」交差点で、同市在住の男子専門学校生(18)が運転する25CCバイクと接触。バイクは前輪がパトカーの右側面後部にぶつかって転倒し、専門学校生は右足と右腕などに全治10日~2週間の切り傷などを負った。

 同交差点は府道が交わっている。覆面パトカーは西から東に向け、サイレンを鳴らしつつ赤信号を一時停止して安全確認後、通過しようとし、バイクは南から北に向けて走行していたという。

 その後、府警の警察官が女の元に到着。詳しく事情を聴くと、通報にはつじつまが合わない点がいくつもあることが判明した。北堺署に任意同行を求め、さらに話を聴くと、女はあっさり自作自演の「虚偽通報」だったと自供。実際、拉致被害などはなく、女は「大阪に住む大学生の彼氏とけんかし、彼氏の気を引きたくて虚偽の110番通報をしてしまった」という趣旨の説明をしたという。

 女は現在無職で、愛知県在住。自宅で姉とけんかした後、大阪の大学に通う交際相手の男性に会うため19日、大阪入り。なぐさめてもらおうと、男性に姉とのけんかを打ち明けたが「お前が悪い」とかばってくれなかったため、男性ともけんかに。その後1人になった時、男性との「思い出の場所」という中百舌鳥駅近くに行き、迷惑極まりない「自作自演」を思いついたようだ。

 府警ではこういった供述そのものが真実なのかどうかも含め、軽犯罪法違反(虚偽申告)容疑での書類送検を視野に入れ、詳しく調べている。

盗難バイクが踏切へ強引進入、列車と衝突

14日午後9時35分ごろ、三重県四日市市内の市道で、パトカーの追跡を受けていたバイクが近鉄名古屋線の踏切内で転倒。乗っていた2人の男は車両を放置して逃走したが、直後に通過した列車がこのバイクと衝突する事故が起きた。列車の乗客乗員にケガはなかった。

三重県警・四日市北署によると、事故が起きたのは14日の午後9時35分ごろ。これより約5分前の午後9時30分ごろ、四日市市茂福町(N35.0.7.0/E136.38.37.2)付近の市道をパトカーでパトロールしていた同署員が盗難届の出されていたバイクに男2人が乗っているのを発見。停止を命じたが、バイクはこれを無視して逃走した。

パトカーはただちに追跡を開始したが、バイクは無謀な運転を繰り返すために1分ほどで追跡を中止。その後、バイクが逃走した方向に進んでいたところ、再び遭遇。バイクは遮断機が作動していた近鉄名古屋線の踏切へ強引に進入したが、踏切内で転倒。乗っていた2人は車両を捨てて逃走したが、車両は直後に通過した上り急行列車(五十鈴川発/名古屋行き、6両編成)と衝突し、大破している。

列車は一部が小破したが、乗客乗員約250人にケガはなかった。列車は現場に16分停車した後に最寄り駅まで走行したが、ここで運行を中止。後続列車4本にも最大23分の遅れが発生し、約500人の足に影響が出た。

男たちは混乱に乗じて逃走したが、警察では道路交通法違反や列車往来危険容疑で行方を追っている。

長久手の吉岡さんが3位 2010さくら道ネイチャーラン

金沢・兼六園に18日ゴールした「2010さくら道国際ネイチャーラン」で、吉岡敦さん(48)=長久手町長湫=が全体の3位に入ったのを最高に、県勢は名古屋城をスタートした22人中17人が36時間の制限内で完走を果たした。ハーフでも12人のうち11人が完走した。

 吉岡さんは出場2回目。昨年も県勢1位で、全体では昨年の4位を上回った。「最後まであきらめなかったご褒美」と、左ほおがすりむけた痛々しい顔に笑みを浮かべて振り返った。

 序盤のオーバーペースがたたり、途中で体調を崩した。200キロ地点に近づいた深夜には、路上に倒れていた看板につまずき転倒。顔を打ち、右足首をひねってしまった。「もうあきらめよう」と歩き出したが、寒さに震え、仕方なく再び走り始めた。

 しかし、そこから不思議と肩の力が抜け、楽になった。「こけたことで吹っ切れた。けがの功名」。足首はレース後、歩くのが難しいほどの状態だったが「立ち止まると痛くなるから、まひさせた」とそのまま残り50キロを粘走。26時間44分で走りきり、27時間以内の目標を達成した。

 それでも「強い人が自滅して、ラッキーな3位」と自己評価は厳しい。「けがをしているようでは駄目。来年こそ、理想の展開で走りたい」と話した。

◆コース誘導と補給所で支援
 県内を走るコース序盤は、日本造園建設業協会県支部がボランティアで選手を支えた。3カ所の補給所運営とコース誘導に計26人が携わった。

 提供する飲食物は毎年、選手の要望で工夫し、今回はおにぎりを多めに用意。赤崎幹男支部長(59)は「レースが年々盛大になり、こちらも応援しがいがある」と話していた。

 (日下部弘太)