盗難バイクが踏切へ強引進入、列車と衝突

14日午後9時35分ごろ、三重県四日市市内の市道で、パトカーの追跡を受けていたバイクが近鉄名古屋線の踏切内で転倒。乗っていた2人の男は車両を放置して逃走したが、直後に通過した列車がこのバイクと衝突する事故が起きた。列車の乗客乗員にケガはなかった。

三重県警・四日市北署によると、事故が起きたのは14日の午後9時35分ごろ。これより約5分前の午後9時30分ごろ、四日市市茂福町(N35.0.7.0/E136.38.37.2)付近の市道をパトカーでパトロールしていた同署員が盗難届の出されていたバイクに男2人が乗っているのを発見。停止を命じたが、バイクはこれを無視して逃走した。

パトカーはただちに追跡を開始したが、バイクは無謀な運転を繰り返すために1分ほどで追跡を中止。その後、バイクが逃走した方向に進んでいたところ、再び遭遇。バイクは遮断機が作動していた近鉄名古屋線の踏切へ強引に進入したが、踏切内で転倒。乗っていた2人は車両を捨てて逃走したが、車両は直後に通過した上り急行列車(五十鈴川発/名古屋行き、6両編成)と衝突し、大破している。

列車は一部が小破したが、乗客乗員約250人にケガはなかった。列車は現場に16分停車した後に最寄り駅まで走行したが、ここで運行を中止。後続列車4本にも最大23分の遅れが発生し、約500人の足に影響が出た。

男たちは混乱に乗じて逃走したが、警察では道路交通法違反や列車往来危険容疑で行方を追っている。

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