介護予防の運動装置開発

広島大大学院保健学研究科の浦辺幸夫教授(50)と丸善工業(広島県海田町)が26日、共同開発した足関節運動装置「らっくんウォークR―1」を広島市南区の広島大霞キャンパスで公開した。高齢者の足首の柔軟性を向上し、足取りをしっかりさせる効果が見込め、転倒防止など介護予防につながる。

 装置は高さ168センチ、幅60センチ、奥行き83センチ。利用者は両足を左右の板に乗せ、傾きをアキレスけんが適度に伸びる角度に設定する。かかとを支点として、板の足先部分が交互に上下動し、歩行感覚で足首の柔軟運動ができる。スピードやリズムも変えられる。設定内容や運動履歴をカードに記憶させ、管理する機能もある。2007年に特許も取得している。

 11月から販売し、定価は241万5千円。福祉施設やスポーツクラブに売り込む。丸善工業=電話082(820)0333。

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