4月7日15時31分配信 産経新聞
NHKの健康情報番組「ためしてガッテン」の準備実験で、エキストラとして参加した60歳代の女性が転倒、左手首を骨折する事故があったことが7日分かった。全治6週間の単純骨折で、現在通院治療中。番組は4月29日に予定通り放送する。NHK広報局によると、事故は3月15日、高齢者の転び方を検証するため、緩衝材を敷き詰めた場所の上で足場を揺らして被験者に倒れてもらう実験で起きた。高齢者が転んで骨折し寝たきりになるのを予防する方法を探るのが目的で、整形外科医も立ち会っていた。
広報局は、公表が遅れたことについて「女性の強い要望で公表を控えていましたが、このような結果を招いたのはNHKの責任であり、二度とこうしたことを起こさないよう努めます」としている。