ドライブで奏でる「周航の歌」 琵琶湖大橋に♪メロディーロード

3月14日20時59分配信 京都新聞

 法定速度を守って走ると「琵琶湖周航の歌」の旋律が聞こえる「メロディーロード」がこのほど、琵琶湖大橋(大津市-守山市)に完成した。速度抑制と路面の滑り止めが狙いで、車と道路が奏でる音がドライバーへ安全運転を呼びかける。14日にオープニングセレモニーが開かれた。
 メロディーロードは路面に設けた切削溝の間隔で音階を調整し、通過時に発生する走行音で車内や車外に音楽が聞こえる仕組み。
 琵琶湖大橋は傾斜があり、速度を上げて走行する人も多いことから、守山方面に向かう追い越し車線約610メートルに渡って設置した。
 琵琶湖周航の歌は、橋が架かる両市などが「最もふさわしい曲」として選んだ。制限速度の60キロで走行すると、適切にフルコーラスが聞けるという。
 メロディーロードは県内で初めて。全国には10カ所あるが、橋への設置は初めてで、距離は最長になる。
 観光促進にも期待しており、県道路公社は「耳で楽しみながら安全運転を心がけてもらいたい」としている。
 14日午後4時半から、琵琶湖大橋西側にある「びわ湖大橋米プラザ」(大津市)でオープンセレモニーが開かれた。メロディーロードの施工業者の所在地にちなんだ北海道標津町の観光紹介と物産展は15日も開催する。

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