冬本番、スリップ事故多発 茨城で1人死亡、66人けが

1月11日8時1分配信 産経新聞

 9日夜の雨に10日朝の寒波が重なり、茨城県内で路面凍結による、スリップ事故が相次いだ。県警交通企画課によると、同日午前8時半までに人身事故59件を含む255件の事故が発生。1人が死亡し、重軽傷者は66人にのぼった。

 牛久市では午前7時ごろ、同市桂町の県道で、東京都北区中十条、設備工、徳重敬太郎さん(36)の貨物車がスリップし、道路脇の電柱に衝突。後部座席に乗っていた同僚の東京都板橋区板橋、同、高畑孝一さん(44)が頭を強く打ち死亡。同、同、熊野祐二さん(56)が肋骨(ろっこつ)を折る重傷を負った。

 午前4時35分ごろには、結城市久保田の県道で、筑西市犬塚、アルバイト店員、川和浩さん(46)の乗用車がスリップして中央線をはみ出し、対向してきた千葉県銚子市、会社員、石川貴浩さん(34)の10トントラックと正面衝突。川和さんが右足の骨を折る重傷を負った。

 水戸地方気象台によると、10日朝の最低気温は水戸で0・6度、常陸大宮市の小瀬でマイナス1.4度。スリップ事故は橋の上や北向きの日陰などで多発しており、同課は「路面状況を確認できるくらい十分に速度を落とした走行を」と呼びかけている。

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