12月4日8時5分配信 産経新聞
本格的な降雪時期を前に、名阪国道を管理する北勢国道事務所は各種作業車を整え、冬支度を済ませた。3日には、伊賀市守田町の名阪国道守田基地で、関係者が“出陣式”を行い、降雪時の出動に備えた。
同基地に集まった車両は、凍結防止剤散布車や多目的清掃車、散水車など8台。出陣式には、同国道事務所などの関係者約30人が集まり、中川義治所長らがあいさつ。「名阪国道は中部と関西を結ぶ幹線道路で、地域の生活道路でもあるため、交通の確保が重要となる」などと、いざというときの気持ちを引き締めた。
同事務所によると、昨年は降雪などによる通行止めはなかったが、のべ15日間出動し、凍結防止剤など約410トンを散布。「1台でもスリップすると通行止めを余儀なくされるので、チエーンの携行を忘れずに名阪国道を走ってほしい」と、ドライバーに注意を呼びかけている。