厳冬に備え凍雪害対策本部設置/小田原土木事務所

12月1日19時0分配信 カナロコ

 本格的な冬を前に、県小田原土木事務所は一日、事務所内に「凍雪害対策本部」を設置した。県内有数の降雪地帯である箱根山を抱え、降雪による交通障害や路面の凍結によるスリップ事故を防止するため、除雪作業などで道路交通網の確保に努めていく。

 同対策本部は、職員と建設会社の委託業者五社で構成。国道と県道の計十路線(総延長九五・二キロ)を対象に、道路パトロールや除雪、融雪剤散布作業などを行う。今冬は、融雪剤の貯蔵や除雪機械を保存する対策基地を箱根地区の三カ所に設け、除雪作業などを迅速に行える態勢を整えている。

 二〇〇七年度の冬季は例年になく雪が多く、一月中の大雪では五日間連続してチェーンが必要となり、二月四日には箱根町芦之湯で最大積雪量四十一センチを記録した。除雪日は過去三年の平均十七日に比べて二倍近い三十日に上った。

 同対策本部では、冬季に箱根を通行する場合は冬用タイヤを着用し、「チェーン必要」の道路情報が出たら早めの装着を呼び掛けている。本部の設置は、来年三月末までの四カ月間。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA