帝国データ 建設・不動産業の景況感が過去最低に

 帝国データバンクがまとめた10月の景気動向調査結果によると、建設業の景気動向指数(1~100で示し、50が良い・悪いの判断の分かれ目)は、前月と比べ1・8ポイント減の22・5に悪化した。公共工事や民間設備投資の減少などが要因。また不動産業は前月比3ポイント減の21・7に悪化。いずれの業種も過去最低の水準となった。
 全体では10業界すべてで業況が悪化し、平均指数も前月比1ポイント減の26・5と7カ月連続で下落。前月に続き平均指数が30を割り込んだ。
 建設業で業況が悪いと回答した企業にその理由を尋ねたところ、「新規着工工事の予定がない。不動産関係の倒産が目立つため、手を付けられない」(建築工事)、「安値受注の上、仕事量が減っている。企業の設備投資も激減している」(コンクリート工事)などと回答した。
 不動産業者からも「住宅の売れ行き不振、在庫増大、値引きなどにより、新築分譲の見合わせ、計画中止が増えている」」(土地売買)、「個人の住宅や法人の事業用不動産の購入意欲がほとんどなく、金融機関の融資も貸し渋り傾向にある」(建物売買)との声が上がった。

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この不況を打開する何か良い方法はないものですかね。

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