文科省 学校施設安全対策部会・検討対象を拡大して議論

 文部科学省の学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議・学校施設安全対策部会は、事故の検討対象を転倒や衝突、遊具などに関係したものにまで広げた議論を開始した。先に検討した転落事故の成果も含めて12月に報告書をまとめる。これを受け文科省では、08年度末をめどに学校施設整備指針を改訂する。
 屋上や窓からの転落事故については、2008年6月の杉並区立小学校での屋上天窓からの転落死亡事故をきっかけに先行的に議論。8月末に「学校における転落事故防止の留意点」としてまとめ、都道府県教育委員会などに通知している。
 今後は、事故の対象を拡大して安全対策を議論する。初回となる9日には、日本スポーツ振興センターが収集した事故事例や、国土交通省の「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」について説明を受けた。12月までにさらに2~3回の会議を開く。

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 転倒を防ぐための滑り止めは必要です。

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