製造過程で発生するCO2排出の全量を「CO2排出枠」でオフセット

 環境負荷低減型社会の創造を目指すブルーテック(堺市北区長曽根町130-42さかい新事業創造センター内)は、CO2(二酸化炭素)の排出負荷をゼロとみなせるセメント系地盤改良用固化材「アトムシックスe」の販売を開始する。 
 同社の販売する、環境負荷低減型である固化材「アトムシックス」は、ライフサイクルアセスメント(LCA分析)結果を踏まえ、高炉スラグや、廃石膏ボード粉などの廃材を活用するなど性能を保ちつつ改良を加えることで、一般のセメント系固化材に対し、製品1トン当たりのCO2排出量が半分程度に低減している。加えて今回、同製品の原材料から製造過程で発生するCO2排出の全量を「CO2排出枠」でオフセットするという。 
 すでに、排出枠販売を手掛けるリサイクルワン(東京都渋谷区)から、アルゼンチンの風力発電とインドのバイオマス発電から作った排出枠を購入済み。今後は大手・中堅、地場ゼネコンなど、環境への意識が高い施工業者を対象に、営業展開を図る構えだ。 
 同社の小林清社長は「カーボンオフセットにとどまらず、環境に配慮した商品開発をすることで競争力を高めることがねらいです」と説明している。 
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