裁判員裁判:千葉地裁 強盗傷害被告に懲役7年判決 /千葉

強盗傷害や窃盗などの罪に問われた東金市のリサイクル業、椙山(すぎやま)武則被告(50)の裁判員裁判で、千葉地裁は15日、懲役7年(求刑同10年)を言い渡した。

 判決によると、椙山被告は08年10月20日、東金市のリサイクル店でCD数枚を盗み、逃走の際に車を発進させ、立ちふさがった男性店員(37)を転倒させて軽傷を負わせるなどした。弁護側は強盗傷害について無罪を主張していたが、栃木力裁判長は「万引き発覚を恐れて逃走を図ったと考えるのが自然」と述べ、罪が成立すると判断した。

 判決後、記者会見した50代の男性裁判員は「サラリーマンにとって4月は非常に休みづらく、本当は休みたくなかった。日程を土日にすれば参加しやすくなり辞退者も減るのでは」と感想を述べた。男性の勤務先では、裁判員に選ばれると有給休暇を使用せずに会社を休める制度があるという。【駒木智一】
毎日新聞 2010年4月16日 地方版

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