バス過失事故、10年間で最多

中国地方で2009年に起きたバス側の過失による重大事故が、記録の残る00年からの10年間で最多となることが8日、中国運輸局のまとめで分かった。11月末時点で37件に上り、00年以降の年間29~19件を既に上回った。事故原因は、安全確認不足が最も多く、児童や高齢者が犠牲になるケースが目立つ。

 運輸局は重大事故の増加を受け、バスの事故防止をテーマにした安全セミナーを、3月2日に広島市中区のホテル八丁堀シャンテで開く。管内のバス事故の状況を報告し、効果的な事故防止の取り組みを紹介する。

 重大事故件数は、運輸局が、バス側に主な責任があり、重傷以上のけが人や死者が出た事故や、運行が不可能になったケースを対象に調べた。内訳は、乗客が席に座る前にバスを発進させたり、急ブレーキをかけた時などに乗客が転倒するといった車内事故が最多の21件。08年に比べ7件増えた。

 次いで、体調不良などによる運行中の運転手交代や運行中止8件▽歩行者や自転車をはねた死傷事故6件▽他の車両との衝突2件―の順となっている。

 死傷事故では、呉市交通局のバスが09年4月、降車直後の小学1年の女子児童2人をはねて死傷させた。同交通局のバスは12月にもバス停で降りた高齢女性をドアに挟んだまま、約30メートル引きずる事故を起こした。

 事故の原因は、周囲の状況の安全確認不足が最も多く、20件を占めた。

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