愛子“カチンコチン” 集中!?コメント控えめ…モーグル

【カルガリー(カナダ)6日】フリースタイルスキー・モーグル世界女王の上村愛子(30)=北野建設=が、五輪前哨戦を目前に「カチンコチン」になった。

 2戦連続で五輪本番ジャッジが採点するW杯第3戦・カルガリー大会(日本時間9日未明開幕)に向け、全日本チームは6日、試合会場のカナダ・オリンピック・パークで午後5時から3時間の公式練習初日に参加。気温がマイナス30度近くまで落ち込み、ペットボトルの水がカチンコチンに凍るほどの“超極寒コース”の感触を確かめた。

 愛子は「紅白」の新作本番ウエアで初滑り。昨年12月中旬のW杯以来のコース滑走だけにエア台では技を出さず計5本を慎重に滑った。離日前は「これが上村愛子と、ジャッジに印象を与えたい」と意気込んでいたが、滑走後は「今日はちょっと…。すみません」のひと言だけ。寒さのせいなのか、前哨戦に集中してなのか、固く口を閉ざした。

 第1エア後の中間で緩斜面から急斜面となり第2エアに入る直前に斜面が急角度で落ち込むのが特徴的。海外選手が着地後に激しく転倒して担架送りになるアクシデントも起きた。「テクニカルなコースで、日本人向き」と高野弥寸志ヘッドコーチ。7日も公式練習が行われる。

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