谷垣・自民総裁:「鳩山家に9億の子ども手当」 遊説、政府・与党批判 /新潟

自民党の谷垣禎一総裁が2日、県内入りし新潟市で街頭演説した。来夏の参院選をにらみ、党再生に向けた全国遊説の一環。鳩山由紀夫首相が実母から巨額の資金提供を受けた疑惑について「5年間で9億円を超える子ども手当が鳩山家にはある」と皮肉るなど政府・与党批判を展開した。

 11月に趣味のサイクリング中、転倒し頭を数針縫うけがをした谷垣総裁は、左目に腫れが少し残るものの、回復した様子。デフレと円高が襲う経済状況を「鳩山不況」として「司令塔がおらず、(2次補正予算は)麻生政権時代に作った予算を執行停止したものを化粧直しをして出し直そうとしているように見える」と批判。「中長期の経済見通しを示すべきだ」と「アドバイス」さえしてみせた。

 次期衆院選の候補者選びについて報道陣に「今月のどこかの段階でかなりの部分は埋まってくると思う」と述べ、年内に候補者選びを本格化させる意向を示した。【岡田英】

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