講義:雪崩の仕組みや危険性探る 30人聴き入る--山形 /山形

冬山登山やスキーのシーズンを前に、雪崩が発生する仕組みや、危険性の探り方の講義が28日、山形市霞城町の県立博物館であった。防災科学技術研究所の小杉健二主任研究員らの講義に、登山愛好家ら約30人が熱心に耳を傾けた。

 小杉研究員は、積もった雪の中で、地面近くの雪と積雪表面に温度差が大きい場合、その間にできることの多い「しもざらめ雪」と呼ばれる雪の層が、雪崩の滑り面になりやすいと解説。「地面の雪を抱えて揺さぶってずれやすければ滑り面があると経験的に分かる」と説明した。

 山形大理学部の元教授らがボランティアで取り組む市民対象の講義「サイエンスカフェ」の一環。【釣田祐喜】

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