高山、乗り込み失敗…あわや“顔面破壊”

8月19日9時31分配信 デイリースポーツ

 ボブスレー日本代表候補の合宿が18日、長野市内で公開され、ソフトボール元日本代表の“女大魔神”高山樹里(32)=豊田自動織機=が初体験となる2人乗りのスタート練習でそりへの乗り込みに失敗。転倒寸前となり、あわや“顔面破壊”の大ピンチとなった。
 「キャーッ!!」。“乙女”の悲鳴が森にこだました。そり後方をつかんだまま、高山が数メートル引きずられる。持ち前の腕力と腹筋を駆使。何とかそりによじ登る。「足が滑った。手を離したら顔面を打つところだった。顔に傷つけたくなかったから-」と苦笑した。
 全体練習後は志願の居残り特訓。再度2人乗りに挑戦し、今度はうまく飛び乗った。高山は「トラウマ(心的外傷)にしたくなかった」と気丈に笑顔を見せた。
 合宿ではスタートなど14項目を測定し、その結果で9選手中4、5人が生き残る。山本強化委員長は「高山さんは4、5人に入っています。特に出だしのスピードはトップクラス」と“合格”に太鼓判。転倒寸前になりつつも、代表候補に残った。9月のドイツ合宿で初の氷上を体験し、夏冬五輪出場へ突き進む。

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