救急車で知人の畑に野菜を取りに 堺市消防局が署員を処分 大阪

7月31日7時57分配信 産経新聞

 堺市消防局は30日、救急車で知人の畑に野菜を取りに行っていた北消防署の男性消防士長(38)と男性消防司令補(38)を地方公務員法(信用失墜行為など)違反で戒告の懲戒処分にしたと、発表した。また、同じ救急車に乗っていた別の消防司令補(36)と、同署長を口頭注意した。

 市消防局によると、消防士長は今月5日午後、堺市中区の路上で男性が転倒しけがをしたとの119番で、百舌鳥出張所から男性消防司令補ら2人とともに出動。病院に男性を搬送後、約3キロ離れた高石市の知人の畑に立ち寄り、トマトやキュウリなどを救急車で運んだという。

 畑の横に救急車が止まっているのを見た市民からの通報で発覚した。消防士長は「暑さで野菜が傷むかと思った。非常に軽率な行いをして申し訳ない」と話しているという。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA