米国務長官、インド・タイ訪問へ 北朝鮮問題も協議

7月15日8時23分配信 産経新聞

 【ワシントン=有元隆志】ケリー米国務省報道官は14日の記者会見で、クリントン国務長官が17日から23日までの日程で、インドとタイを訪問すると発表した。タイではプーケットで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)に出席し、中曽根弘文外相らと北朝鮮の核・ミサイル問題について話し合う。

 長官は22、23の両日、プーケットを訪れる。ケリー報道官は北朝鮮問題に関して「ASEANの会議や(並行して行われる)2カ国会談で議題となるだろう」と語った。北朝鮮を除く6カ国協議の参加5カ国の外相による会議の可能性も取りざたされたが、6カ国協議の議長国・中国が消極的な姿勢を示したため、5カ国外相会議は行われない見通しとなっている。

 長官は17日にインド西部ムンバイを訪れ、昨年11月に起きた同時テロの犠牲者を追悼する。この後ニューデリーでインド政府高官らとアフガニスタンやパキスタン情勢などについて話し合う。

 クリントン長官は先月中旬、国務省の地下で転倒し、右ひじを骨折したため、下旬にイタリアで開かれた主要8カ国(G8)外相会合を欠席した。

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