女性転倒:「滑りやすい」警告怠る 賠償命令-北京

6月22日10時58分配信 サーチナ

 北京市内の飲食店で転倒して負傷した女性(52歳)が清掃直後で滑りやすかったにも関わらず明確な警告がなされていなかったことが原因として損害賠償などの支払いを求めて提訴した問題で同市宣武区の人民法院は6月19日、同店側に破損したブレスレット代約3万4000元のほか治療代約350元の支払いを命じる判決を言い渡した。6月20日付で京華時報が伝えた。

 判決文によると、女性は2009年1月12日正午頃(現地時間)に友人2人と同市内の飲食店を訪れた。その際に注文した料理を早く提供してもらえるよう要望しようと席を立ったところ床に滑って転倒し、ひじなどを強打した。さらに女性がはめていたブレスレットも破損してしまった。

 そこで女性は清掃直後で滑りやすかったにも関わらず明確な警告を行ったとして同店を相手取って損害賠償や治療代の支払いを求めて提訴。これに対して同法院は6月19日、サービスに瑕疵があったと認定して店側にブレスレット代3万4750元のほか治療代358元あまりの支払いを命じる判決を言い渡した。(編集担当:麻田雄二)

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