キル・ロック・スターズのSSW、ジェフ・ハンソンが死去

6月8日15時23分配信 CDジャーナル

 キル・ロック・スターズのシンガー・ソングライター、ジェフ・ハンソン(Jeff Hanson)が6月5日、アメリカ・ミネソタ州セントポールの自宅で死亡しているのが発見されました。31歳でした。『ミネアポリス・セイント・ポール・スター・トリビューン』誌が報じたところによると、“転倒もしくは他の不慮の事故による死”、とのことです。

 ジェフ・ハンソンはキル・ロック・スターズから3枚のアルバムをリリースしており、最新作は2008年の『マダム・アウル』。ストリングスやホーンを取り入れ豊潤さを増したサウンドで、孤独と温かみを同時に感じさせるポップで美しい楽曲を聴かせてくれました。彼の高音かつ繊細なヴォーカルは、“この世のものではない歌声を持つ”とも評され、“本当は女性が歌っているのではないか”とも言われ注目を集めてきました。

 同じレーベルが輩出したエリオット・スミス(Elliott Smith)を引き合いに出されていた彼ですが、まさかエリオットより若くして夭逝してしまうとは……。ご冥福をお祈りします。

 以下は、土曜の夕方に発表された、キル・ロック・スターズよりのステートメントです。

 「キル・ロック・スターズのアーティスト、ジェフ・ハンソンが、2009年6月5日、痛ましい事故の犠牲により自宅で亡くなりました。ジェフは2003年、デモ・テープがきっかけでレーベルと契約に至った初めてのアーティストとなって以来、KRSファミリーの一員でした。

ジェフ・ハンソンは素晴らしいアーティストであり、ユーモアに溢れた人物であり、良き友人でもありました。キル・ロック・スターズにいる誰もが皆、我々が彼のレコードを送り出せたことを名誉に感じています。我々の思いは今、彼らのご家族と友人の皆さんと共にあります」

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