2月24日16時3分配信 毎日新聞
06年3月、春野町(現高知市)の国道で起きたスクールバスと白バイの衝突死亡事故で、元バス運転手(業務上過失致死罪で服役中)がスリップ痕を偽造されたとして証拠隠滅容疑で被疑者不詳のまま出した告訴について、高知地検は23日、再捜査の結果、「嫌疑なし」として再度不起訴処分とした。
告訴を巡っては、地検はいったん不起訴処分としたが、高知検察審査会が先月、不起訴不当と議決したことから再捜査していた。
地検の小野正弘次席検事は「必要な捜査をした結果、バスが急ブレーキを踏んだことでついたスリップ痕だと判断した」としたが、具体的な捜査内容については明らかにしなかった。【千脇康平】