転んで笑顔、スキー初体験 茶臼山高原でサウジアラビア留学生ら

1月11日11時34分配信 中日新聞

 国土の多くが砂漠で最高気温が50度にもなる中東のサウジアラビアの留学生らが10日、豊根村の茶臼山高原スキー場で、生まれて初めてのスキーを楽しんだ。同国は2005年の愛・地球博(愛知万博)で同村のフレンドシップ相手国だった。スキー交流は3回目。
 村を訪れた留学生は東京や大阪で学ぶ男性19人。村民有志がスキーの基本を教えた。留学生は前夜降った新雪の上で歩き方や転び方を練習。ぎこちなく滑っては、すぐに転倒し、歓声を上げた。
 アブガザラ・モハマダ・バッハさん(24)は始めて1時間ほどで早くも斜面に挑み「怖くない。楽しい」と余裕の表情。アルハバビ・アブドゥルサタール・モハメッドさん(25)は「救急車を呼んでおいて」と緊張気味だったが、板をうまく「ハ」の字にでき「止まった」と大喜びだった。
 体験は11日も続き、全員が頂上から滑り降りることにも挑戦する。両日とも夜は村民と交流する。
 (日下部弘太)

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