12月19日9時32分配信 産経新聞
フィギュアスケート、こんなに面白いとは。やっぱりサッカーみたいに「アウェー」があるようです。
先日、韓国で行われたグランプリファイナル。ショートプログラムでジャンプを1回失敗したにもかかわらず地元のアイドル、キム・ヨナが、浅田真央をリード。フリーの自己ベストもキムのほうが上。勝てないかなぁと思ってたら…。
なんと真央ちゃん、トリプルアクセル(3回転半)を2回飛ぶという“大技”を決めた。そのあと転んだけど、最後に滑ったキムも転倒。サッカーで言うならPKで1点ずつって感じか。いや、サッカー関係ないけど。じつに見事な逆転優勝でした。
安藤美姫も久しぶりに4回転を飛んだ。回転不足の判定だったけど、公式戦で4回転を着氷したのは、5シーズンぶりとか。元世界チャンプに復活の兆し。解説者が挑戦したことに気づかなかったから、テレビ中継は盛り上がらなかったけど。
考えてみれば、こんなに実況と解説に気分を左右される競技もめずらしいかも。サルコーだかルッツだかトゥーループだか、違いが全然わかんないし。元選手の解説者でさえ4回転を見逃すぐらいだから、シロウトには手ごわい。
でも因縁対決やらなにやら、バンクーバー五輪に向けて盛り上がりそう。せっかくだから研究してみようかな。なになに、サルコーは後ろ向きに滑りながら内側のエッジで…。(篠原知存)