12月7日4時24分配信 GBR 格闘技WEBマガジン
世代交代実現!? バダ・ハリがピーター・アーツを圧倒
FEG
「K-1 WORLD GP 2008 FINAL」
2008年12月6日(土)横浜アリーナ
開場16:00 開始17:00
観衆=17,823名(超満員札止め=主催者発表)
▼第1試合 K-1 WORLD GP 2008 FINAL8 3分3R延長1R
○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
TKO 2R1分39秒 ※レフェリーストップ
●ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ)
※ハリが準決勝に進出。
オバマ次期大統領のごとくK-1に“チェンジ”(変革)を叫ぶ23歳のバダ・ハリと、16年間K-1のトップ戦線に君臨し続ける38歳のアーツ。ハリはK-1の象徴的存在ともいえるアーツに引導を渡し、2008年末のK-1大変革を起こすことが出来るか!?
リングインするとハリに近寄り親しげに肩を叩く余裕のアーツ、ハリはそのアーツを睨みつけた。
1R、アーツの右ローに右ストレートを合わせるハリ。次のコンタクトでハリの右フックがヒット! グラつきながら後退するアーツにラッシュを仕掛け、右フックでアーツが早くもダウン! 立ち上がると右ローを返しながら下がるアーツ、パンチを出しながら追っていくハリ。しかし、左ミドルを掬われてハリが転倒すると、今度はアーツが前に出てハリが下がる。
圧力を掛けていくアーツは左ボディ、右ロー。下がりながら左フックを放つハリ、左ハイも繰り出すがアーツの圧力に下がっていく。右の相打ちがあって初回終了。オープンスコアは三者とも10-8でハリのラウンドだが、右ローをもらいすぎか。
2R、下がるハリを追っていくアーツは右ロー。するとハリは突然前に出てフックを連打、下がったアーツに右のバックスピンキックが炸裂! フラフラと後退するところへハリがなんと飛び前蹴り! これでアーツがまたもダウン!
右ローを蹴り続けるアーツにフックで襲い掛かるハリ。アーツはハリの突進に押されてスリップ。ハリが右ストレートをヒットさせると、両者勢い余って同時にスリップ。ハリは右ストレートでアーツをコーナーへ追い詰め、ボディを叩き、左フックを当てたところでフラフラとなったアーツを見てレフェリーがストップをかけた。
圧倒的なスピードの差を見せて、ハリが完全なる世代交代劇で準決勝進出一番乗りを果たした。
<その他の試合結果>
▼メインイベント(第9試合) K-1 WORLD GP 2008 FINAL 3分3R延長2R
○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)
失格 2R0分53秒 ※悪質な反則によるレッドカード
●バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
※ボンヤスキーが2003・2004年に続き3度目の優勝。
▼セミファイナル(第8試合) K-1 WORLD GP 2008 FINAL4 3分3R延長1R
○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)
KO 2R0分53秒 ※右ジャンピングミドルキック
●グーカン・サキ(トルコ/チーム・レベル)
※ボンヤスキーが決勝戦へ進出。
▼第7試合 K-1 WORLD GP 2008 FINAL4 3分3R延長1R
○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
KO 3R2分15秒 ※右ストレート
●エロール・ジマーマン(スリナム/ゴールデン・グローリー)
※バダ・ハリが決勝戦へ進出。
▼第6試合 K-1 WORLD GP 2008 FINAL リザーブファイト2 K-1ルール 3分3R延長1R
○メルヴィン・マヌーフ(オランダ/マイクス・ジム)
KO 1R2分26秒 ※左フック
●ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/チーム・ミスターパーフェクト)
▼第5試合 K-1 WORLD GP 2008 FINAL リザーブファイト1 K-1ルール 3分3R延長1R
○レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
判定3-0 ※30-27、30-28、30-28
●チェ・ホンマン(韓国/フリー)
▼第4試合 K-1 WORLD GP 2008 FINAL8 3分3R延長1R
○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)
TKO 3R1分46秒 ※ドクターストップ
●ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team)
※ボンヤスキーが準決勝に進出。
▼第3試合 K-1 WORLD GP 2008 FINAL8 3分3R延長1R
○グーカン・サキ(トルコ/チーム・レベル)
判定3-0 ※30-28、30-27、29-27
●ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)
※サキが準決勝に進出。
▼第2試合 K-1 WORLD GP 2008 FINAL8 3分3R延長1R
○エロール・ジマーマン(スリナム/ゴールデン・グローリー)
判定2-0 ※27-27、29-27、28-27
●エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)
※ジマーマンが準決勝に進出。
▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール 3分3R
○野田 貢(シルバーアックス)
KO 2R2分49秒 ※右ストレート
●高萩ツトム(チームドラゴン)
▼オープニングファイト第1試合 K-1ルール 3分3R
○洪太星(極真会館)
判定3-0 ※三者とも30-27
●タケル(正道会館)