12月2日12時11分配信 読売新聞
1日午後11時頃、大阪市淀川区の阪急宝塚線三国駅ホームで、全盲の落語家、笑福亭伯鶴(はっかく)(本名・丹羽透)さん(51)(大阪市淀川区西三国)が、梅田発雲雀丘花屋敷行き普通列車(8両)に接触した。
伯鶴さんはホーム上を約10メートル引きずられて転倒し、頭を強く打って重体。
淀川署の発表などによると、伯鶴さんは列車を降りたところで、列車とホームの間に足を踏み外したらしく、線路上に白いつえが落ちていた。
仕事の打ち合わせの後、帰宅途中だったといい、目撃者は「男性がつえをつき、ふらふらと電車の方に歩いていった」と話している。ホームには点字ブロックがあった。
上方落語協会などによると、伯鶴さんは大阪府東大阪市出身で、1975年に6代目笑福亭松鶴さんに入門。天満天神繁昌亭に出演するなど、幅広く活躍している。