<中山国交相辞任>後任の金子氏の地元…驚きと喜びに包まれ

9月29日2時10分配信 毎日新聞

 国土交通相を辞任した中山成彬氏(65)の後任に28日、衆院岐阜4区選出の金子一義元行革担当相(65)が決まった。内閣発足からわずか5日で大臣が交代する異例の事態のうえ、総選挙間近と言われる中での入閣に、地元選挙区は驚きと喜びの声に包まれた。

 金子元行革担当相はこの日午後1時半から、岐阜県下呂市で開かれた後援会の会合に出席していた。あいさつで「麻生(太郎)首相から電話で国土交通大臣への就任を要請された」と語ると、すぐにJR下呂駅から東京に向かった。

 金子氏は建設政務次官や自民党建設部会長などを歴任し、国土交通行政に明るいとされる。地元では道路建設への期待は大きい。下呂市選出の駒田誠県議(自民)は「濃飛横断自動車道(中央道・中津川インター-東海北陸自動車道・郡上八幡インター)の早期完成に弾みがついた」と喜んだ。大臣内定が伝わると高山市内の金子氏の事務所でも祝福の電話が鳴り続いた。

 自民党岐阜県連の猫田孝幹事長は「(野田聖子消費者行政担当相に続いて)岐阜県から大臣が2人も出てうれしい。選挙に多少弾みがつくだろう」と期待した。【奈良正臣、鈴木敬子】

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