環境省は、2008年度低炭素地域づくり面的対策推進事業の対象事業として応募のあった38事業の中から、東京都荒川区、静岡市、大阪府摂津市などの25提案を選んだ。同省は、これらの提案の具体化に当たって、CO2削減目標の設定や低炭素地域づくり計画を策定するために必要なCO2削減シミュレーションの実施を支援する。
荒川区は、自転車道・自転車駐輪場の整備やレンタサイクルの導入などによってCO2を削減する。
静岡市は、駅周辺商店街の買い物客が減少傾向にあることから、これらの地域の活性化と一体となった自動車利用抑制策や低炭素社会構築のための仕組みづくりについて調査を行う。
摂津市は、再開発地区全体で25%以上のCO2削減、ヒートアイランド負荷の低減を目指し、緑化を推進し、詳細なモニタリングシステムを導入するほか、個別住戸を対象にした排出権取引システムの導入を検討する。
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