厚生労働省がまとめた2007年の死亡災害・重大災害発生状況によると、労働災害による死者数は前年に比べ115人(7・8%)減の1357人だった。建設業の死亡者数は461人で、06年よりも47人(9・3%)減ったものの、全産業の死亡者の34%を占め最多だった。
建設業の死亡災害の型はこれまでと同様「墜落・転落」が最も多かった。06年よりもさらに17人増えて207人が死亡。建設業の死亡者に占める割合は44・9%となった。
一方、一時に3人以上の労働者が死傷・り病した重大災害は、全産業で293件、建設業では104件発生。建設業は06年よりも発生件数は16件減ったものの、全産業の35%を占めて最多となった。
重大災害は、全産業の共通の傾向として「交通事故」によるものが最も多く、建設業も67%を占めた。
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墜落・転落事故につながる滑りに、皆さん気を付けましょう!