ひったくり原因で死亡、男と少年を強盗致死で逮捕

今年8月、千葉県松戸市内でひったくり被害を受けた女性が死亡した事件について、千葉県警は13日、松戸市内に在住する24歳の男と、柏市内に在住する19歳の少年を強盗致死容疑で逮捕した。少年は容疑を認めているが、男は否認している。

千葉県警・捜査1課によると、問題の事件は2010年8月15日午後6時50分ごろ発生している。松戸市栗ヶ沢付近の市道を走行していた自転車に対し、後方から2人乗りの原付バイクが接近。バイクの後部に同乗していた人物が、自転車の前カゴに入っていたバッグを奪って逃走した。

自転車は弾みで転倒。乗っていた59歳の女性は約20mに渡ってひきずられ、この際に頭部を強打。近くの病院に収容されたが、事件から8日後に死亡している。

警察では強盗致死事件として捜査を開始したが、「事件に関与したと話している者を知っている」との情報を受けて内偵を進めたところ、同じ会社に勤務する2人が事件に関与している可能性が高いことが判明。13日までに逮捕した。

調べに対して少年は「遊ぶカネが欲しくてやった。被害者が亡くなったことはニュースで知った。とんでもないことをしてしまった」と容疑を大筋で認めているが、男は「知らない」として容疑への関与を否認している。

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