広島県警交通指導課は28日、安佐南署刑事課の男性警部補(47)がバイクで通勤中に転倒事故を起こし、呼気1リットル当たり0・6ミリグラムのアルコールが検知されたとして、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで捜査していることを明らかにした。
交通指導課によると、警部補は自宅で朝、酒を飲んだ後、「署に行こうと思った」と飲酒運転だったことを認めている。
同課によると、20日午前10時半ごろ、広島市佐伯区の国道で転倒した警部補を、通行車両が発見し119番。搬送先の病院で酒のにおいがしたため、駆けつけた警察官が検知して飲酒が発覚した。警部補は軽いけが。
同課は運転行為が目撃されておらず、逃亡や証拠隠滅の恐れもないとして、逮捕はせず書類送検する方針。警部補は現在、自主休職している。