大阪市内でひったくりを繰り返したとして、大阪府警は27日、窃盗容疑などで、大阪市東住吉区矢田の無職、玄直樹被告(23)=同罪で公判中=を逮捕したと発表した。玄被告は平成20年12月から今年1月にかけて101件の犯行を自供。中には被害者がはずみで転倒し、重傷を負ったケースも2件あった。被害総額は約460万円にのぼるという。
逮捕容疑は今年1月10日夜、大阪市住吉区苅田の路上で、歩いていた女性(57)に後ろからミニバイクで近づき、現金約6万円などが入った手提げかばんを奪うなど、主に高齢女性を狙ってひったくりを繰り返したとしている。府警は18件の犯行を裏付けて最終送検し、捜査を終えた。
玄被告は「スロットにのめり込んで負けが込んでやった」などと供述しているという。