◇守口のデザイン研究所
三角形はクローバーの形に、ウサギはイヌに--。表と裏をひっくり返すと形が変化するブロック玩具「nocilis(ノシリス)」を守口市のデザイン研究所(飯田吉秋代表)が開発、特許を取得した。21日、全国の主要百貨店などで売り出す。母親の肌の感覚を再現するため、シリコーンを使用。踏んでも痛くない、子どもに安心な新感覚のおもちゃ。幼児の知育や高齢者のリハビリなどにも活用できそう。
従来の木やプラスチック製品は床に落とした際に大きな音がしたり、子どもが投げたりした場合などにけがにつながる恐れがあったが、シリコーンを使うことで解消した。
積んだり、つないだり、並べるほかに、さまざまな姿に変えられる。ひっくり返したり、おさえたりすることで無数の形を生み出すことができる。汚れれば水洗いや煮沸消毒も可能。「ノシリス」は英語の「silicon」を逆に読んだ。飯田さんは「遊びながら手や指の発達につながる。創造力と想像力を刺激します」。
1個は幼児の手のひらサイズ。希望小売価格はいずれも税込みで14個入り1万500円、8個入り6300円。購入は研究所ホームページ(http://www.ici‐design.co.jp)からもできる。【相原洋】