裁判員が被告を追及する場面も 札幌地裁、3人が質問

札幌市の路上で女性を襲い下着などを奪ってけがをさせたとして、強制わいせつ致傷などの罪に問われた無職大日向航被告(28)の裁判員裁判第2回公判が18日、札幌地裁(嶋原文雄裁判長)で開かれ、被告人質問で裁判員3人が被告に質問した。公判は北海道で初の裁判員裁判。

 ある男性裁判員は「規範意識を養うためにこれから何を守るか、教えてください」と質問。被告は「車のシートベルトなど、どんな小さなルールも守ること」と答え、それに対し「仕事や彼女などは大事なことではないのですか」などと追及する場面もあった。

 起訴状によると、被告は3~4月、札幌市の路上で女性3人を転倒させて下着などを奪った上、けがをさせたとされる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA