明石歩道橋事故、元副署長の早期起訴求める

8月4日19時10分配信 読売新聞

 兵庫県明石市で2001年7月、花火大会の見物客が転倒するなどして11人が死亡、247人が負傷した歩道橋事故で、業務上過失致死傷容疑で書類送検され、神戸第2検察審査会が3度目の「起訴相当」議決を出した明石署の元副署長(62)(退職)について、「明石歩道橋犠牲者の会」は4日、神戸地検に、早期の起訴を求める要請書を提出した。

 次男の智仁ちゃん(当時2歳)を亡くした下村誠治さん(51)ら遺族2人が地検を訪問。担当検事に「民意を受け止めて、今度こそ起訴してほしい」と訴え、起訴された場合には被害者参加制度を利用する意向を伝えた。

 これに対し、検事は「これまでとは違う目で見て、再捜査します」と答えたという。

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