熊野古道・箸折峠の石畳を改修 和歌山・田辺市

2月13日8時6分配信 産経新聞

 田辺市は13日から、世界遺産・熊野古道の箸折(はしおり)峠(同市中辺路町)の石畳の改修工事を始める。滑りやすい坂の部分を階段状にするもので2月末まで工事を行うが、市文化振興課では「通行には十分注意してもらいたい」と話している。

 現場は牛馬童子像から近露王子へ降りる石畳の道で、総延長約100メートル。今回の工事は休憩所をはさんで上部約10メートル、下部約5・5メートルの間で行う。

 石畳は昭和53~57年度に国の「歴史の道」制定の際に、旧中辺路町が文化庁の補助を得て5カ年計画で設置した。うち54年度に工事を行った部分は急勾配(こうばい)があり、雨天時に観光客が足を滑らせ転倒する事故も数件あったことから改修を決めた。予算は約50万円で、県が半額を補助する。

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