イタリアの博物館所蔵品破損=紀元前1500年前後の像、撤去中

静岡県立美術館で開催された「トリノ・エジプト展」で展示されていたトリノ・エジプト博物館(イタリア)収蔵の像を撤去作業中に破損したと、主催者の朝日新聞社などが24日、発表した。
 同社などによると、破損したのは「オシリス神をかたどった王の巨像頭部」(高さ149センチ、幅48センチ、奥行き60センチ)。砂岩製で、紀元前1500年前後の作と推定されている。
 23日昼、日本通運関東美術品支店の作業員が展示台(高さ約140センチ)から降ろす作業をしていた際、昇降装置が転倒。床に落下し、像の冠部分が割れた。修復は可能といい、今後、イタリア国内で修復作業を行う予定。

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