大型トラック転倒し出火 大洲

2日午後11時50分ごろ、大洲市北只の国道56号で、香川県三木町、運転手男性(52)の大型トラックが横転し出火。トラック前部を焼いた。トラックが道路をふさいだため、国道56号は一時通行止めとなった。
 大洲署によると、現場は国道56号と国道197号が合流する交差点付近。大型トラックが八幡浜市方面へ走行中、中央分離帯のコンクリート部に衝突し、ガードレールや道路標識などをなぎ倒し横転した。事故や出火の原因を調査中。

力強さ×柔らかさ 融合へ大輔挑戦…スケートカナダSP2位

【キッチナー(カナダ)=宮崎薫】20日に開幕したフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦・スケートカナダの男子ショートプログラム(SP)で、2位スタートとなった高橋大輔(関大大学院)。右ひざの手術で1年のブランクを経て、実戦復帰3戦目だ。

 2週間前、4位に終わったNHK杯後、高橋はけがをする前の自分の映像を改めて見直したという。2007年世界選手権で銀メダルを獲得した時のフリー「オペラ座の怪人」、08年四大陸選手権を世界歴代最高得点で初優勝した時のフリー「ロミオとジュリエット」。そこに映る自分は、今と比べて「動きは硬いけど、力強かった」そうだ。

 右ひざの手術から復帰までのリハビリで、股関節を中心に体の可動域が広がり、今までにない柔らかな動きを手に入れた。スローパートの表現力は増し、新たな自分の幅も見つけられた。

 でも、今はそれだけでは物足りなくなった。「力強さと柔らかさ、両方とも自分のものに出来たら」――。そんなテーマも持って臨んだ今大会のSP。NHK杯で転倒したステップでは、リンクが北米特有のアイスホッケー仕様のサイズで狭いこともあり、「慎重になって」スピードは抑えていたものの、「自分なりには、徐々に(力強い滑りも)出来つつある」という手応えもつかんだ。

 ケガの前の自分に戻るだけではなく、新たに手に入れた自分とどう融合させるか。来年2月に迫ったバンクーバー五輪を視野に、高橋の模索と挑戦が続く。

(2009年11月22日 読売新聞)

裸坊祭で5人重軽傷 防府

防府市松崎町の防府天満宮で28日あった「御神幸祭=裸坊(はだかぼう)祭=」で、参加した市内の男性5人が骨折などの重軽傷を負っていたことが29日、わかった。

 祭は、重さ約500キロの御網代(おあじろ)を白装束姿の裸坊が拝殿から石段下まで綱で引っ張って滑り降ろす荒祭り。御網代に触れると願いがかなうとされ、約5千人が殺到する。

 防府署や防府天満宮によると、5人は16~49歳の裸衆の男性。御網代と石段の間に挟まれて足の甲や指などを骨折したり、見物客に押されて転倒したりしてけがを負った。いずれも命に別条はないという。この日は約11万人の見物客がいた。

 同天満宮によると、数年に1度、けが人が出ると言い、「来年は事前打ち合わせを増やしてけが人がないよう務めたい」としている。