ぼく飛べるよ ロボットがジャンプ

京都大発のベンチャー企業「ロボ・ガレージ」(京都市左京区)は27日、世界最高の垂直跳び8センチのジャンプ力を誇る人型ロボット「ロピッド」を開発したと発表した。

 ロピッドは高さ38センチ、重さ1・6キロ。高くジャンプしても転倒しないよう、脚の関節をベルトで結んで連動させる新技術で、足腰を強くしつつ安定性をアップ。脚(長さ16センチ)の半分の高さまで跳び上がらせることに成功した。

 29カ所の可動部と音声認識システムを備え、走ったり、あいさつしたりできる。今回は検証用としての開発だが、家庭用ロボットへの技術の応用や、出演する映画の製作も検討するという。

 制作者で、京大を拠点とするロボ・ガレージ代表の高橋智隆社長は「ロボットと人との円滑なコミュニケーションには、ロボットのさまざまな動きが必要。より身近なロボットの開発に生かしたい」。

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